蒼穹

SOU建築設計室の徒然なるブログ

なんか気になってたマンション

2012年05月21日 23時40分39秒 | まち歩き

  なんか気になる「事務所の窓から見えるマンション」、

なんとなく検索してみたら内井昭蔵氏(世田谷美術館などの設計者)の設計!びっくり。<o:p></o:p> 

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「知らなかった無知を恥ずべきか!」<o:p></o:p>

 

<o:p></o:p>

 

 

「ブランドを知らずに、スゴイと思った自分に満足して良いとするか!」<o:p></o:p>

 

 若干複雑ですが、なんか嬉しいです。<o:p></o:p>

 

やっぱり、なんかいいんですよね。 伝わるんだなって思いました。<o:p></o:p>

 

<o:p></o:p>

 

 

そのマンションは1977年竣工ですから、もう35年もたっていますから、ピカピカの現代建築ではないわけで、有名建築とは知りませんでした。

<o:p></o:p>

 

テラスの取り付き方や、窓の配列は絶妙で、

なんか頑張ってるじゃん(上から目線!!)とは思っていたのですが。<o:p></o:p>

 

目黒不動前マンション<o:p></o:p>

 

竣工 1977<o:p></o:p>

 

鉄骨鉄筋コンクリート造 地上12<o:p></o:p>

 

総戸数:61<o:p></o:p>

 

設計:内井昭蔵、施工:清水建設

<o:p></o:p>

 

内井氏の、メジャーな作品は、世田谷美術館、皇居吹上御所(新御所)etcでしょうか。

(建築マニアに好評の作品は、そのほかたくさんありますが・・・・・)

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お決まりですが日蝕です

2012年05月21日 23時27分14秒 | インポート

雲があったおかげで写真撮れました。

雲の動きって意外と早いなと思いました。

ご近所さんの声が、楽しかったです。子供より大人のほうが楽しそうでした。Dscf0539

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公園の3種の神器と分煙化

2012年05月17日 17時25分14秒 | まち歩き

公園の「3種の神器」ってきいたことありますか?<o:p></o:p> 

1)砂場<o:p></o:p>

 2)すべり台<o:p></o:p>

 3)ブランコ   この3つをそう言っていた時代がありました。<o:p></o:p>

 そういわれた理由は、1970年代頃、都市公園整備に関わる補助金交付の条件がこの3つであったため、どの公園にもこれらがあったためです。

この3つの次は、鉄棒、ジャングルジム、シーソーなどでしょうか?<o:p></o:p>

 でも最近は、このような遊具は色あせ、安全性配慮が徹底した複合型の遊具になってきました。 

ただ、都市部の公園ではこれらの需要も少ない気がします。

都市部の公園では、お昼休みなどはほとんど大人ばかり。

都市部には子供があまりいないのか?

節約でお弁当を食べる方が増えたのか?会社に居たくないのか?etc

ぼんやりしたサラリーマンやOLの皆さんばかり。

そう思っていたところ、思わぬスペースを公園に発見。

なんと、喫煙スペースです!!

公園まで来てブースの中です。

私は吸わないのですが、見ている側も何となく気の毒です。

Park

 

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猫またぎのお話

2012年05月14日 14時20分46秒 | うんちく・小ネタ

 先日、ふらりと立ち飲み屋さんに寄りました。<o:p></o:p> 

隣のお爺さんに、「あんた、どこの産まれだ」って突然、聞かれました。

 

「あんた、魚の食べ方がプロだね」って。

「私は漁村の生まれで、親は漁師・・・」とでも言えばよかったのですが、<o:p></o:p>

 全然そんなことはありません

爺さんが、あんたはすごい猫またぎだって言い残していきました。

「猫またぎ」の意味については諸説あるようです 

1)「猫がまたいで食べていかないほどのまずい魚」転じて「まずい食べ物」

2)「猫が魚を食べて行った後の様子」転じて「事後がきれいなさま」と言う意味

3)「魚を食べた後の骨だけの状態」、etc

立ち飲み屋での、ちょっとしたコミュニケーションの話でした。<o:p></o:p>

 

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スカイツリーオープン

2012年05月11日 14時03分03秒 | まち歩き

スカイツリーオープン  目に見える技術―

いよいよ522日に「東京スカイツリー」OPENですね<o:p></o:p>

 スカイツリー、久々の「モニュメンタルな建物」のような気がします。<o:p></o:p>

 スカイツリーの前のモニュメンタルなものと言えば、六本木ヒルズでしょうか?<o:p></o:p>

 これは規模こそ大きいですが、モニュメンタルというにはすこし役不足でしょう。<o:p></o:p>

 あえて言えば、「東京都庁」でしょうか。<o:p></o:p>

 まさか、公共の役所が超高層になるとは、びっくりしました。<o:p></o:p>

 当時はバブル経済まっただ中、東京都のGDPはどこの国より大きいとかそんな話の中、「バブルの塔」などといった人もいましたが。<o:p></o:p>

 当時、建築学生であった私は、東京都庁のコンペの安藤忠雄さんや磯崎新さんの低層案も新鮮でした。それに対する丹下さんの案(現在の都庁)の緻密な提案は、もう力技としか言えない迫力でした。

602225

さて、話をスカイツリーに戻しますと 

形態の美しさについては様々な意見があると思いますが、この地震の多い日本であのタワーはやはりすごいですね。

地元の皆さんは、震災後タワーの建設を見て「勇気」をもらったと話してました。

日本の技術や経済に勢いがないといわれる中で<o:p></o:p>

 こういう、壮大なプロジェクトはやはり、勇気や自信につながる気がします。<o:p></o:p>

 日本には、トップクラスの技術がたくさんあります、たとえば人工衛星の部品は日本の企業のものであるとか。建設業でも、外国のタワーの多くは日本の企業が施工しているとか

そういうときでも、話では理解できるのですが、どうもリアル感?というか満足がえられません<o:p></o:p>

 そういう意味で、「目に見える」ということは、すばらしいと感じます。<o:p></o:p>

 「目に見える成果」「目に見える技術」etcです。<o:p></o:p>

 スカイツリーは、久しぶりに「目に見えるすごい」建物です。<o:p></o:p>

 正直、形態はもうちょっと、エレガントに作ってほしかったですが。

あれだけの高さですから、がっちりしているのは、構造的に致し方なかったのでしょう。

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<o:p></o:p>

 

 

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和室は究極のぜいたく品?

2012年05月09日 14時02分21秒 | 日記・エッセイ・コラム

 和室のある家を設計する機会が非常に減ったと感じます。そこで和室について少し考えてみました。

 

まず、部屋の名称からなのですが、

1970年代頃までの建築物の図面(PLAN)を見ると

部屋名は「洋室」「和室」という表現が多くみられます。

それに対して、最近は部屋も形態ではなく「主寝室」「子供室」のように

用途で呼ぶことが多いです。

現代建築は用途に応じた部屋を準備する方向に発展しましたので、

こういう風になったような気がします。

ここでいつの間にか、ことわりがない限り「部屋=洋室」になっています。

「和室」はあくまで「和室」で、用途のない部屋、だからプログラムに乗ってこないとなってしまいました。

そういう中で和室は「畳コーナー」に名をかえ、細々と生きながらえていることが多いです。

 

こういう中でも、和室を作られる住宅があります。

 私の設計した、あるお宅では小さな和室を作りました。

住宅の中で唯一「無目的の部屋」です。ところが、この部屋はお子さんの勉強や、

 

奥様の家事、ご主人の書斎としてフル稼働しているようです。それぞれ広いお部屋を

 

準備した比較的大きな住宅なので、この帖をフル稼働させる必要もないのですが。

 

さて、現代の和室は「唯一の無目的・多目的空間」です。

 無目的ですが、和室には「居心地」という、日本人には大きな「魅力」があるのでしょう。

 そして、一抹の疑問を感じるのは、

今の子供たちは「和室での生活経験が全くなく大人になってしまう。」ことも多いことです。

少し残念な気がします。

魅力はあるのですが、この空間を確保するというのは、

やはり敷地の制約などもあり、とてもとても贅沢なことだな~とつくづく思います。

ましてや床の間などは「ぜいたくの極み」なのかもしれません。

 

 




 

 

 

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とっても楽な建築家の栄養補給

2012年05月05日 00時28分06秒 | まち歩き

 建築は厳しい面がたくさんあります。<o:p></o:p> 

人を包む器ですから耐震性その他の安全面はもちろんです。

さらに関連法規は難解です。

おまけに多くの資本を使います。

資本は会社であれば建築事業の成否で会社の浮沈もかかるくらいですし、

住宅であれば建てなおすことなんてできません。

 

そんな、厳しく責任重大な建築ですが、

とっても楽なことがあります!!

 

それは日頃の準備です。まあ建築家の栄養補給と言っていいでしょう。

「ぱらぱらと雑誌(ケンチク雑誌に限らず)を見る。」

「ふらふらと街を歩く。」

「新しい、人気スポットに顔を出す。」

こんなことが、いちいち準備になります。難しく考えたりは全くしません。

 

あと、よく本を買う。<o:p></o:p>

 全部読んだりできません。<o:p></o:p> 

でも、何かの話の時に、ああそういえばあの雑誌に「こんなのがあったな」とか

あの本に、あれがあったな・・・・とか、何かの時に、出てくるものです 

ちなみに、私はすごい方向音痴です。 

どこか身近な場所に行っても「あそこの花壇の石はなんだった」、

「あそこの家のドアはああだった」、などなど、

栄養補給に精一杯でどっちの方向に歩いているか、わからなくなるというより、

気にもなりません。

まあ都市計画もやっているので、方向音痴を威張るのもなんですが・・・・ 

なぜこんな文章を書いたかと言いますと、TVでスポーツ選手が、苦しそうにトレーニングをしていて、

365日欠かさない。これがプロとしての準備です。いわば栄養を蓄えています」

と話していたのを聞いて、建築家の「とっても楽な日頃の準備」について考えた次第でした。

敬愛する村野藤吾先生の宝塚カトリック教会は、靴がデザインモチーフと本人がおっしゃっていますが。

靴も巨匠には栄養だったのでしょう。 

後の方では、ご自身も白鯨とかおっしゃっていますが、靴じゃまずいと気を使われたのかもしれません。

地元の子供は、「なめくじ教会」と言っているらしいですが。

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