現場で不思議なかたまり、まるで生き物みたい、王蟲か?
壁式構造の基礎、間崩れ(上下階のPLANが異なり壁位置が重ならない)のためか?鉄筋がとても「密」な構造です。耐圧盤も400mmくらい。構造設計者には苦労かけてます。
本日の現場、ミニ古墳!あらわる!
これは、根切りと言い、建築の基礎を作るために土を掘っています。
土を掘ったところに、基礎が作られます。
何故、真ん中だけ掘らないの?
掘っても良いのですが、この部分は基礎の塊ではなく、板状のコンクリートが上にあるだけで掘ると板の下が空洞になります。
空洞でも、周りの基礎で支えるので問題ないのでが、土は掘るにも、捨てるにもお金がかかります。
そこで、少しだけでもと節約しているのです。
建築は大きな金額のものですから、細かな節約が積み重なって大きな金額になります。
施工の皆さんも、日々工夫でした。
ところで、ただ掘ると、周りから崩れてきます。
そこで、こちらは崩れどめ
きちんとやらないと、崩れてしまっては事故になります。
業界の人の当たり前なお話でした。
既存建物をアフタースクールに改修中。
曲加工が必要な横桟。
既存アールの階段に転落防止の格子を設置。
サンプル2つ用意いただきました。
縦桟の太さが違います。
曲加工が必要な横桟。
なんと、薄板の集合体でした!
職人さんの発想すごい。
1本の矢は折れるが、3本矢は折れない!
なんて故事の逆verか、
1本なら曲がらないが、薄板の集合体なら1枚づつは曲がる!
そうですね。
感心したあとは、部屋の拡張です。
部屋はつないで大きく使います。
壁の穴あけは強度確認済みです。