3月1日
今日は、13時10分発のエアインディアYM8MP便でネパールに飛びます。
ネパールの首都、カトマンドゥー トリブヴァン国際空港に14時55分着の予定です。
しかし、昨晩早目に寝たので、朝早くに目が覚め、8時前にホテルをチェックアウトしていました。
地下鉄を使えば空港までは20分程なので、9時前に空港に到着していました。
フライトまでは4時間以上、チェックインまで約2時間、手荷物検査や出国審査に1時間、出発まで1時間と、退屈する程に余裕があります。
しかし、これ程まで時間に余裕を持たせたのには訳があります。
実は今回の旅を決めてから、1か月も経っていないのです。
本来は、台湾を自転車で一周するつもりで準備を進めていました。
ところが、1月下旬にJALから、「2月20日から3月20日までの間、通常3万5千マイル必要なデリーへ、2万マイルでご搭乗頂けます」という会員メールが届いたのです。
その時私が貯めていたのは2万1千マイル程でした。
貯めたマイルを使って、インドまで飛べば、そこからネパールまで、2万円台の運賃で往復できるはずです。
学生時代から山登りを趣味にしていた私の夢は「ヒマラヤを一度は目にしたい」でした。
そして今回、その夢を叶えるチャンスが突然巡ってきたのです。
但し、マイルで搭乗できる席数は限られますので、のんびりしていると折角のチャンスを逃しかねません。
計画の詳細を考える前に、2月28日にデリーに飛んで、3月19日にデリーから成田へ帰国する飛行機を予約していました。
2月27日は、健康診断の胃バリウム検査が入っていたので、これがヒマラヤ旅行を実現する、ぎりぎりの日程だったのです。
ということで、何が起こるかは、行ってからのお楽しみ~、という旅が始まりました。
ま~ 今思ってもほんとにいい加減でした。
ところで、ネパールへ飛ぶ飛行機は午後の便を予約したので、当初は、午前中にデリー市内を散歩しようと考えていました。
しかしインドへ足を踏み入れると、この国は私の予測を超える価値観で生きる人々の匂いで溢れていました。
触らぬ神に祟りなしです。
面倒な事件が起きる前に、飛行機の搭乗手続きを済ませることにしました。
ホテルからデリー駅まで歩き、駅構内を横切って反対側に抜けると、駅前広場に無数の三輪タクシー(リキシャ)が並んでいました。
それにしても、駅前広場は見事な汚さです。
駅前広場に面したサンドウィッチ屋で朝食を済ませ、早々に地下鉄の駅へ向かいました。
地下鉄駅のコンコースは清潔でゴミ一つ見当たりません。
地上とは別世界かと思う程です。
地下鉄の駅構内へ入るときに、手荷物検査とボディーチェックを受けました。
窓口で150ルピーを払うと、プラスチックのコインのようなものを渡され、それを自動改札機にタッチしてプラットホームに入りました。
地下鉄のプラットホームは、線路がガラス扉で仕切られ、清潔で安全な空間が広がっていました。
地下鉄はデリー出発後、二駅を地下で、その後地上に出て、高架を走り始めました。
車内はとても清潔で、乗り心地は日本の地下鉄同様、すこぶる快適です。
空港駅に着いて、プラットホームを出る時、自動改札機に先ほどのプラスチックコインを投入すると、改札機のゲートが開きました。
改札口はそのまま空港ビルに直結していました。
デリー市内の地理や、ホテルの位置等に不安が無ければ、地下鉄はタクシーよりも安価で便利な移動方法だと思います。
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