◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります
重〜いヘッド&柔らかなシャフトを通して ゴルフを考え スイングを学べるゴルフクラブを追求! 誰よりも振らず 誰よりも飛ばす ボールをつぶせ ...
◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります
ボールを遠くに飛ばす
しかも、
出来るだけ楽に(体に無理せず)
似たような距離/弾道で
繰り返せること
を実現化したい
誰もが願っていることですね
その上で 道具、そしてその重さが
どんな風に役に立つのか 考えてみましょう。
まず ゴルフクラブの構造を確認してみます。
おじさんゴルファー向け
市販のクラブ(参考*45インチのドライバー)で考えても
重量配分的には
ヘッド 190g 63%
シャフト 50g 16%
グリップ 40g 13%
総重量 約300g
こんな感じです。
ヘッドが軽い 市販のクラブであっても
先端部、1m10㌢の棒の先に 60%を超える鉄の塊
が付いている訳です。
ボールを飛ばすのには
確かに ヘッドスピードは関係します。
『ただしく打てる』という前提の上では
ヘッドスピードが 1msの伸びると
約3~5ヤード距離が増えます。
しかし、多くの方が体験されていると
思うのですが、例えば自分自身であっても
チョロとか天ぷらを除いて
当たり方や弾道によって かなり距離に差があるでしょう。
まして ほかの人となると
自分よりも 「ヘッドスピード」は高くないのに
似たような 「ヘッドスピード」であるのに
飛距離に明らかな差が出たりしますよね。
まあ その答えはロフトの作り方 なのですが
今回はその話は割愛します。
先ほどのクラブの重量配分 を考慮し
ゴルフクラブは 運動すると当然その重さを増します。
人間の受けるモーメントで言うと、単純には
ヘッド重量 × 長さ(含む腕) ×運動速度
移動速度が増すほど ゴルフクラブは重くなります。
一般的なゴルファーが考える
グリップを支点とした
ヘッドを振る動き。
クラブ/シャフトの角速度ばかりを
増やそうとすると
その延長線上の方向へと
どんどん重さが増していきます。
この図のようなイメージでスイングを考えている人は
こういう実験は 支点になる部分が「完全固定」されており
スイングではそれは絶対に不可能 なんだ ということを
ぽっかりと忘れてしまっています。
言葉として「ヘッドスピード」と呼んでいますが
正しくは
グリップの、
クラブ全体の移動速度
が速くすることを目標にしないイケマセン。
「ヘッド」の速度ばかりを上げようとすると
前述の通り、速度と重さは密接な関係で
ヘッドを振る振り方では
ヘッドを振りたい方向とは全く異なる
90度以上違う方向への重さが増えるばかりで
それは、まるで スピードを上げたい車が
アクセルを踏みながら、
それと同等(同量)のサイドブレーキを
踏んでいるのに近い行為なのです。
そこで今一度 トップオブスイングを見てみましょう。
このポジション と インパクト時のグリップの位置 を
結んだときに、さてさて
どちらがクラブやクラブヘッドの重さが利用できて
どちらがクラブやクラブヘッドの重さが邪魔
になるでしょうか?
クラブを垂直に立てなければいけない
という訳ではありませんが、
トップでのクラブは ゴルフスイングの中(動作の中)でも
一番軽くなる瞬間で
それは 重さに対する
クラブの長さが ゼロに等しい状態になる訳で
クラブ(およびヘッド)の重さ × クラブの長さ
ここが一番クラブを動かしやすい筈なのです。
重力・・・という下方向への動きに対し
クラブの重さも利用して 下げて行けるのですから
運動性能に対し なにがしかのプラスアルファー が
生まれる筈です。
それこそが ヘッドスピードアップにつながるわけです。
そうやって考えてあげると
まあ なんとゴルフクラブの形や重量配分は
見事な構成と言うか 構造に感心することしきり です。
クラブやクラブヘッドの重さを
スピードアップのエンジンと言うか、助力にするか、
それとも筋力でその重さをねじ伏せる 邪魔者にするか、は
おそらく スイングの技術的な部分ではなく
発想によって 分かれるのだと思います。