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「哲学系ゆーちゅーばーじゅんちゃん」さんが「現役党員が異例の批判 共産党のどこがおかしい?」(注)の中で、たいへん興味深い指摘をされていたので、私は考え込んでしまいました。じゅんちゃんさんは「日本共産党が党内に派閥や分派を作ることを禁じていますが、自民党の派閥は割と日本国民から良くは思われていない・・・」という趣旨のご指摘でした。確かに自民党の派閥は、一般的には良く思われていないような印象があります。「派閥の論理」とか「派閥抗争」といった言われ方もします。国民を無視して派閥の論理を優先するといった感覚でしょうか。そういえば私も自民党の派閥に良い印象はありませんでした。しかしながら、自民党に派閥があることは同党に組織内民主主義が健全に機能している証なのかもしれないと思いました。例えば、こんな場面を想像してみてください。もしも仮にですが、我らが岸田総理が、こんな発言をしたらどうでしょう。ーわが国が未曽有の国難に直面している中、政府与党の自民党が派閥抗争にかまけていてはいけない。我が党は今から全ての派閥を解散し、今後一切の派閥の形成を許さない。不服なものは除名するーもしもこんなことを岸田総理が言い出したら、かなり「きな臭い感じ」がしませんか?
(注)https://www.youtube.com/watch?v=TqdnVH5Bvd4