柳沢伯夫厚生労働相のこの発言について
筆者は、どんな流れの中でこの発言が飛び出したか把握していないし
その一部分のみを指摘して、全体の趣旨を無視しての非難はアンフェア
と考えているので、今日まであえてこの場所で取り上げてこなかったが
やはり、いろいろ気になる点があるので、敢えて記事にしたい。
その講演全体での趣旨は別にして
厚生労働大臣たる者が「女性は産む機械」なる発言をすれば
どの様な意味合いで取られたとしても弁解の余地もない。
柳沢伯夫は公人であり、しかもこの件に関する行政の最高責任者である。
この発言は女性蔑視であるだけでなく
全ての生命の誕生への冒涜であるとも言える。
もし「女性は産む機械」であるのなら
柳沢伯夫自身もその機械から製造されてきた事となる。
機械から製造されて来た物は当然、「物質」であり「生物」、ましてや「人間」ではない。
人間では無い者に対して、現在の我が国の憲法ではまだ残念ながら選挙権も被選挙権も与えていない。
よって、人類でない柳沢伯夫厚生労働相は罷免ではなく
その国会議員への立候補自身が無効である。
なんて、バカは屁理屈はともかくとして
今ひとつ今回の騒動で気になる発言が。
国会代表質問での辻元清美議員の発言である。
「総ての女性を代表してー」
ってあなたにそんな資格ありませんから。
何時、総ての女性の代表に選出されたの?
この日本の女性にもいろいろな考え方の女性がいるだろうし
「女性は産む機械」発言を肯定される方もおられるかも知れない。
国会という最も公的は場所で
「総ての女性の代表」というような虚偽の資格による
このような憶測による勝手な発言は許されるべきではない。
辻元清美衆院議員の訂正及び謝罪を望む。
演説全体の趣旨はともかくとして、
その一部分についてのみ非難されるのは柳沢伯夫厚生労働相と同じである。