この話は、今の日本の社会を皮肉った話に『捉えることができる』話。
捉えるとができるというのは、
皮肉の部分にこの話の怖い部分は隠されておらず、
別の所に隠してあるからである。
上段と下段の文章の対比の仕方。
まず、上段と下段の文章の対比の仕方について。
上段の文章では、「頭の回転が速い。」と言っていて、
下段の文章では「頭が回転しない。」と言っている。
これを正しく対比するように書くとしたら、下段の文章を「頭の回転が遅い。」と書くべきである。
これ以外にも、おかしく感じる対比が多々あります。
これらのおかしな部分を推理すると、語り手が普通の人間ではないことが分かる。
語り手は、頭の回転が物理的に速くて、視野が異常に広くて、人間以外のものにも話かけていて、人の話に物理的に耳を傾けているので、周りの人間から気持ち悪がられているのである。
だからと言って、個性を認め合えない世の中も恐ろしいと言えるけど。