アジアーゴチーズは、ヴェネト州ヴィチェンツァ県 にあるアジア―ゴ町の名がついたチーズです。現在は、DOP(原産地名称保護制度 )により、決められた生産地(アジア―ゴとその周辺の地域)や製造方法で作られたもの以外は、アジア―ゴチーズを名乗ることは出来ません。
この町のチーズ作りの歴史は古く、質の良い草で羊を育て、羊乳のチーズを作っていたそうです。そして1500年頃から牛の牧場が多くなり、牛乳でのチーズに変わってゆきました。
アジア―ゴには、2種類のタイプがあります。
アジアーゴ・プレッサート(Asiago pressato)は、熟成期間が最低20日から40日位迄のフレッシュで柔らかいチーズです。大きさは11~15キロ。
アジアーゴ・ダッレーヴォ(Asiago d'allevo) は、熟成期間によって更に3つの呼び方に分かれます。
アジアーゴ・メッツァ―ノ(Asiago mezzano)、熟成期間4~10か月。
アジア―ゴ・ヴェッキオ(Asiago vecchio )、熟成期間10ヵ月以上。
アジア―ゴ・ストラヴェッキオ(Asiago stravecchio )、熟成期間15か月以上に分かれます。大きさは8~12キロ。
アジアーゴ・プレッサート。スーパーでは、約400gに切ってラップに包んで売られています。100gが140円位です。
熟成期間が短いので、柔らかく、少し酸味があって、まろやかなチーズです。
私はそのまま食べるのが好きですが、薄く切ってパンにのせて焼いても美味しいです。
パスタは、サルシッチャ、エビ、トマトのスパゲッティ。