sugger's blog@三宅島

三宅島に移住して18年目になりました。
自然ガイドHitomiが島暮らしのことや三宅島の魅力をお届けします♡

MIYAKEの風物詩

2007年11月27日 | 三宅島

ここ数日は暖かい日が続いていますね
こちらでも気温が高く、風もないので日中は過ごしやすいです

 

さて、そろそろ三宅島では冬支度が始まりつつあります。
この時期の風物詩が続々と登場してます。

昨日、はよいお天気だったので近所のおばーちゃんの畑にいってきました。

 

明日葉畑です。そのまわりには今が見ごろのつわぶきが植えられています。

おばーちゃんがこれから出荷を迎える「赤目芋」を掘ってくれるといったのでその作業を
横で見ていました。

今年は台風の影響で親芋が傷ついてしまったり芽が飛んでいたり、芋が思うように
大きくなっていないものがあったりしたようですが、これまた立派な赤芽芋をたくさん
頂けました

大きい親芋は小さく切ってお味噌汁に、小さな芋は煮ていただきました。

この赤芽芋は今から続々と内地へ送られていて、年末年始の食卓を彩ってくれることでしょう

 

そしてもうひとつ、これからの準備が始まっています

これ、なんだと思いますか???

もう少し寄ってみましょう!

わかりますか???

一度ふかしたさつまいもをミンサーにかけて細かくしたものを干しているんですが、
これをおもちに混ぜて「さつま餅」を作るんです
モンブランの上の部分みたいですねー。おいしそう

一度天日干しし、乾いたものをもう一度水でふやかし、ついたお餅に砂糖と一緒に
混ぜ込んで「さつま餅」を作ります

これは各家庭で作られるのでそれぞれの家の味があるようですが、かなり美味だそうです。

三宅島のこれからは、強烈なナライや西のてっぱつ(季節風)が吹くと半端ないため、
海は時化てしまい漁にもでれず・・・もちろん定期船も欠航率が高くなって物資
不足となってしまいます。

今でこそなくなりましたが、昔はもっと船も小さくて就航率も悪かったため、そんな事多し。
しかし、島の人々はこんな時期の飢えをしのぐために昔から保存食として「くさや」や
「さつまもち」や「かきもち」を作って越冬していたのでしょうね。

少し前に西風が強かった時から徐々にさつま餅の準備を始めている地区もあり、
いよいよ越冬に向けての準備が始まったなーといった感じですね。

suggerはまだ食べたことがない「さつま餅」みんなにお願いして確保してもらいたいと
思います楽しみだなー

来週からは早くも師走・・・
何かと慌しくなりますが、みなさま忘年会などではしゃぎ過ぎず体調管理には十分
気をつけて過ごして下さいませ

 

 

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コメント (9)
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