めぞん・ど・とぷ

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プ-チンは”皇帝”になるか?

2007年11月30日 | プーチン
昨日の夜のTV番組、NHKの「クローズアップ現代」のテーマです。

『プーチンは”皇帝”になるか?』

最初は”ナポレオン”?って思ったのですが、ちょっと違ってて、
ロマノフ王朝の”ピョートル大帝”になぞらえていったみたいです。

つまり、プーチンの国民的人気は本物で、ロシア国民の多くは、
賢帝のほまれ高いピョートルのような、国民のための政治家として
ロシアをひっぱってもらいたい、という思いがあるらしいです。

番組の中でおばあさんが語ったことばというのはなかなか衝撃的でした。
「ゴルバチョフとエリツィンを恨む――あの二人がこの国を壊した。
 年金をもらえるようになって、プーチン大統領に感謝しています。」

なんでも、ソ連時代は大農場のコルホーズで働いていたそうで、
ソ連が崩壊して、農場が閉鎖。職を失ったのは、ゴルバチョフのせい。
その後のエリツィンはもっと無茶苦茶やって、この国をダメにした。
そんなロシアを大国として復活させた救世主がプーチン、という論法です。

もうひとつビックリしたのは、支持率が81%に跳ね上がったということ。
先日までの70%台でも驚異的だったのに…
番組の冒頭でプーチンを熱烈に支持する若い人たちの姿を見て、
なんとなくヒットラーに熱狂した70年前のドイツ人を見ているような気分も。

夏に、世界中の人々が目にしたプーチンの上半身裸の姿も、政府系メディアの
演出であったということを、再確認したわけですが――番組を見て思いました。
やっぱり、この政治家はこれから先も何か大きなことをやらかしそうだなぁ、と。

それが何かはわかりません。
が、はっきりいえるのは、歴史に残る”何か”になるのではないか、と。
さしたる根拠はありませんが、漠然とながら、そんな思いにかられました。

とにかく、これからも、私は”プーチン・ウォッチャー”であり続けるでしょう。
てなことを、実感したとぷでした。

とぷーちん