睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

玄天に輝きひとつ見つけたり・路地裏の骨董屋の10年・選挙爺い7/21・レモン哀歌・

2019-07-20 07:26:48 | 散文うたかたの記


玄天に輝きひとつ見つけたり

今日でブログ開設から3653日、
このうち2375日は開店休業だったけど、
つぶれずに細々とやってきた路地裏の骨董屋。

ガラガラと引き戸を開けると雑多に商品が積まれ
どこに何があるのか分からない。
ひとつやふたつ掘り出し物がありそうだが、
遊び人の亭主のせいで商品はホコリをかぶっている。

たまに常連さんが雑巾で拭いてくれたり、
ホコリをはらってくれるから存続してるようなもんで、
そのうち宇宙のゴミになるだろう。

一日2本の生茶(525ml)を飲む。
生茶はキッチンカウンターの下に2ケース積んである。
ある日を境にわが家の冷蔵庫から清涼飲料水が消えた。

コーラやサイダーやオランジーナを飲みたいけど
文句は云わない。
ぼくのために良かれとツレが決めたことだから。

小さな制約と目に見えない掟がたくさんある。
書き出すとキリがないほどあるけれど、
それらが日常に融け込めばno problem.
日々是安泰に流れてゆく。

選挙が近づくと奮い立つ爺いどもがいる。
ひとり静かに一票を投ずればいいのに
やたら周囲を巻き込もうとする。

ぼくのところには直接は来ない
「あんたのイデオロギー聞いてもなあ・・・」と
しらーっと言ってしまうせいかも。

そういえばカメラの師匠は選挙好き、
生前のオヤジもそうだった。
サクラ要員なのを知ってか知らずか。

地元の仲間からメールがきた。
「帰ってこいよ」
「やだぺーん」と返しといた。
まあ明日は行くけどね。

大井町夜の散歩の帰り道に高村智恵子の石碑を
偶然に見つけた。 これはレモン哀歌だね。
彼女の晩年は精神病院で過ごしたと知っていたが
品川が終焉の地とは知らなんだ。




夜のしじまに拾い物ふたつ。
目を開けていれば何かが見える。

第三の目か、心眼か、
どちらも不如意のぼくに見えるものが欲しい、
たとえばSony α7Ⅲの24-240mmとか・・・

あと2本、
がんばって仕事しよ。





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