水産北海道ブログ

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26年度の北海道貿易速報 水産物の輸出額15%増、輸入額17%減

2015-02-02 15:36:32 | ニュース
 函館税関が発表した平成26年度北海道貿易速報(1~12月)によると、水産物の輸出額は前年より15%伸び、輸入額は17%減少した。
 魚介類・調整品の輸出は数量が11万4517トンで、前年比87.1%と減少したが、金額では612億6,600万円と同115.4%と大きく伸びた。そのうち、サケが2万9,744トン・98億5,700万円と金額で29.9%増。甲殻類・軟体動物も4万4,942トン・320億1,600万円と金額22.7%増。逆にタラは2万257トン・20億8,700万円と金額で12.1%の減少。
 輸入は、10万7,633トン・636億8,400万円と数量で18.3%、金額で17.0%の大幅な減少となった。このうちカニは1万5,252トン・169億500万円と数量で39.6%、金額で23.7%減と最も落ち込みが激しい。このほか、ウニを除くとサケ・マス(生鮮・冷凍)、カズノコは減少。ウニは数量で1割減となったが、金額で5%増加した。

平成26年北海道漁業生産状況(速報)

2015-02-02 15:28:39 | ニュース
 道は1月30日、平成26年の北海道漁業生産状況(速報値)を発表。昨年の本道漁業生産は、数量が対前年比5%減の118万2千トン、金額は同3%増の2,983億円だったことを明らかにした。
 数量は平成15年をピークに漸減傾向が続いており、平成26年はサケやスケソウなどの漁獲量低迷の影響で過去最低となる見込み。金額は逆に上昇傾向にあり、平成26年はホタテ・ナマコなどの産地価格が好調を維持したことなどから、平成11年の3,010億円以来の好実績となりそうだ。