水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

2021年8月3日(火)発行/北海道漁協系統通信6575号

2021-08-04 16:33:49 | 系統通信

31日まで「まん延防止措置」札幌市に適用
飲食の午後8時までの時短、酒類の提供禁止を要請

太平洋クロマグロ管理 WCPFC北小委員会
大型魚15%増で合意 機関採択を経て正式決定に

太平洋広域漁調でマグロ遊漁に委員会指示
小型魚採捕禁止に加え、30㎏以上大型魚の採捕制限も

サンマ長期漁海況予報(道東~常磐海域)
来遊量は前年を上回るものの、一昨年を下回る

大樹漁協のヤマトシジミ漁 今期漁獲高は2.1㌧

野付漁協のホッカイシマエビ夏漁 16.2㌧・6,400万円で終漁

道栽培漁業振興公社 マツカワ種苗放流始まる

道の新しい漁業取締船「北王丸」が進水式

ロシアの太平洋サケマス 1週間で10万㌧を漁獲

今漁期の累計漁獲量20万㌧ 一部で処理に支障

道水産林務部が人事異動 筒井企画係長が主幹に

8月5、6日の両日、道が「今日はお魚!」ポスター展

 


コロナ、不漁に対し栽培漁業と消費拡大を柱に打開を

2021-08-04 16:23:00 | ニュース

 道水産林務部の佐藤卓也部長は、このほど開かれた道水産業・漁村振興会議で、水産施策の柱として魚類養殖の事業化をめざす栽培漁業の展開と道産水産物の消費拡大が柱になると強調した。栽培漁業については「各地で取り組まれている養殖を底上げする」ため、道魚類養殖等推進会議の検討、サクラマス養殖実証試験を通じて道内の養殖のベースとなるモデルをつくる。また、消費拡大は「いま獲れている魚の付加価値を高め、消費に結びつける」ため、9月にイワシ、10月にブリ、来年2月にニシンを使った料理、レシピを提供するフェアを道内の飲食店、量販店で実施する。


道東沿岸マイワシ漁7月末で約6千㌧、30円台に低迷

2021-08-04 16:22:18 | ニュース

 道東沿岸の棒受け網などによるマイワシ漁が好調だ。漁業情報サービスセンターによると、花咲、厚岸など主要港の水揚げは7月末で約6千㌧と前年同期の約1.5倍に達しているが、魚価は㎏平均30円台と前年の6〜7割に低迷している。

 釧路、広尾を基地とする巻き網船団の水揚げは、約5万㌧で前年同期の9割程度、魚価は㎏30円もしくはそれを切るレベルで前年並み。

 長期予報では8月以降、道東海域では前年並みの来遊が見込まれ、魚体は小さめと見られる。


令和4年度水産庁予算 不漁・環境変化対策に重点

2021-08-04 16:21:44 | ニュース

 水産庁はこのほど自民党の合同会議で令和4年度水産関係予算の重点事項を説明した。「新たな資源管理システムの着実な実行」、「不漁の長期化や環境変化の中での成長産業化に向けた重点的な支援」、「競争力のある加工・流通構造の確立と水産物の需要喚起」、「水産基盤の整備、漁港機能の再編・集約化と強靱化の推進」、「外国漁船対策、多面的機能の発揮、捕鯨対策」の5項目に重点を置き、不漁問題等に対応した持続的な水産業の推進を図る。


2021年上半期の農林水産物・食品輸出が過去最高に 水産物は1371億円と前年同期比33%増、ホタテ貝230億円

2021-08-04 16:20:28 | ニュース

 農林水産省は、2021年上半期の農林水産物・食品輸出額が5,733億円(前年同期比31.6%増)と過去最高に達したと発表した。昨年はコロナ禍で停滞していた中国向けホタテなどが大きく伸び、水産物も1,371億円と33%増加した。

 水産物の主な品目では、ホタテ貝が230億7,900万円と74.5%増。次いでサバが150億8,700万円と13.1%増、ブリが120億1,700万円で59.8%増だった。水産調整品でもホタテ貝は30億9,500万円で100.3%増、貝柱調整品が29億9,500万円と60.7%増などホタテ関連が大きく回復した。ナマコは70億5,800万円で15.3%の減少となった。

 国・地域別では、ナマコ、真珠などを中心とした香港が314億円でトップ。次いでホタテ貝を中心とした中国が233億円、ブリを中心とした米国が176億円、カツオ・マグロ類を中心としたタイが111億円となっている。