道内の新型コロナ感染症の新規感染者が連日450人を超え、国の緊急事態宣言の基準を超える感染拡大が続いているのを受け、道は13日対策本部会議を開き、札幌市に適用している「まん延等防止重点措置」の対象に石狩地方、小樽市の追加を決めた。
対象地域(江別市、千歳市、恵庭市、北広島市、当別町、新篠津村、小樽市)では、飲食店の午後8時までの営業時間短縮、酒類提供の自粛を要請する。要請に応じた事業者には協力金を支払う。イベントは5千人を限度に午後9時までの営業にとするなど、8月14日から31日まで札幌市と同等の措置を講ずる。
対策本部会議のあと、鈴木直道知事は「10万人当たりの新規感染者が49人と全道が緊急事態宣言の対象となる厳しい状況にある。石狩地方、小樽市をまん延防止の重点措置地域に追加する。その他の地域も含めて不要不急の外出を控えてほしい」と述べ、西村康稔大臣との会談を踏まえ「緊急事態宣言の適用も協議することを確認し、措置の内容の実効性を高める」よう求めたと語った。