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海水浴シーズンの到来とともにレジャー客が浜辺に押し寄せている。小樽地区密漁防止対策協議会(事務局・道漁連小樽支店)は8月2日、石狩地区のビーチなどを回り啓発活動を行った。小樽管内は毎年3地区に分かれて密漁防止啓発パレードを行っていたが、コロナ禍で中断され、3年ぶりの実施となった。
同協議会は、事務局の道漁連小樽支店、石狩振興局、石狩市、石狩湾漁協の担当者らと広報車で巡回し、啓発資材(ティッシュ)を配布し密漁防止への協力を訴えた。地元選出の中村裕之衆議院議員(自民党道連会長)も参加し、市民に密漁防止を啓発した。
午前9時、石狩湾漁協石狩本所に集合した関係者に、谷口雅亮道漁連小樽支店課長が広報の方法、行程を説明し、付近で怪しい船や人の動きもあるといった情報が提供され、人の目を引くパレードの効果も期待された。さっそく高橋剛道漁連小樽支店長をはじめ12人の参加者が7台の広報車に乗り込んで出発。石狩浜海水浴場(あそびーち石狩)から古潭漁港、厚田漁港、厚田ビーチセンター、厚田海浜プール、川下海水浴場(はまますピリカビーチ)、浜益漁港、郡別漁港、幌漁港、千代志別地区まで「STOP密漁」を啓発した。
関係者は「各地での密漁排除の気運が高まりと期待するとともに、密漁の情報を最寄りの警察・海上保安部・漁協へ提供してほしい」と呼びかけた。
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