ロシアの太平洋サケ・マス漁獲は10月5日で60万㌧に達し、前年を126%上回る大幅な増加となった。道機船連によると、10月5日現在の生産量は60万950㌧となり、当初漁獲勧告量の117.4%に達した。この生産量は昨年2022年を126%、直近期数年の2021年を13%上回っている。
このうちカラフトマスが47万8️,275㌧と全体の80%を占め、シロザケが7万1,568㌧、ベニザケが3万7️,232㌧、ギンザケが1万3,361㌧となっている。地域別ではカムチャツカ地方が49万797㌧(カラフトマス42万㌧)が最も多く、次いでサハリン州が6万4,342㌧(カラフトマス3万4,347㌧)となっている。
なお、シロザケのロシア・北海道の漁獲シェアは、ロシア極東が7万1,579㌧で70.6%を占め、うちサハリン州が2万7,828㌧で27.5%。一方、北海道が2万9,773㌧で29.4%を占め、隣接するサハリン州を逆転している。