道漁業就業者支援協議会(阿部国雄会長)は、2月23(土)午後からホテルライフォート札幌で「北海道漁業就業支援フェア2024inさっぽろ」を開催し、オンラインを含め21名の志願者が集まった。平均年齢は35歳で、来場者12人は20代の若者が中心だった。オンライン相談は9名、同時開催していた東京フェア会場からも相談者があった。
今回は出展者を拡大し、漁業団体31ブースに加え、地域おこし協力隊の市町村(厚真町、木古内町)も出展した。相談時間も午前11時〜16時までと従来の2.5時間から5時間に2倍に拡大した。また、指名会議を廃止し、来場者の選択権(希望)を重視し、マッチング確認は漁協を通じ協議会に提出することになった。会場には大型ディスプレイで実際の漁業の様子を紹介、事前申込者を対象にオンラインブースを3つ用意した。
フェア会場の相談コーナーでは道、漁業研修所、協議会が来場者に対応し、来場者はさっそく自分の興味のある漁業のブースを回り、熱心に現場の状況や条件を聞いていた。来場者は自分の希望するブースの出展者と意思疎通を図り、マッチングに向け交渉。成功すれば、3月13日(水)までに漁協を経由して結果を協議会に提出する。マッチングできた人は、短期間の漁業体験を経て指導漁業者のもと現地での実施研修を受ける。
2月12日(月)に大阪で開かれた漁業就業支援フェアにも、道漁業就業者支援協議会が参加し、全体の来場者121名のうち、北海道ブースには11人が来て、4人がオンライン相談の事前申込を行なったという。本州での北海道漁業への希望は根強く、オンライン相談などを通じてタイムリーに対応する必要がある。