水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

秋サケ沿岸漁獲速報(10月10日現在)  956万尾・71%、286億円・110%と数量減を価格でカバー

2024-10-20 19:00:41 | ニュース

 道連合海区漁業調整委員会のまとめた10月10日現在の令和6年秋サケ沿岸漁獲速報は、数量では前年比7割に後退したが、不漁感が強まる中で高値に張り付き、金額は前年同期を1割上回っている。
 漁獲尾数は956万2,242尾で70.8%、漁獲金額は286億579万円で109.7%。一尾当たりの単価が2,992円で前年同期の1.5倍に上昇している。
 道漁連の水揚げ日報でも10日現在で2万5,941㌧、前年比70%となっている。1日1,000㌧前後の水揚げに収まっている。この10日間で350万尾、1万㌧増加しており、月末までに700万尾、2万㌧近く積み上がれば、最終1,700万尾、4万5千㌧まで伸びる可能性がある。
 しかし、オホーツク東部、根室北部以外に来遊の勢いが弱く、日本海の各地区は10月20日で網揚げを迎え、他にも月内には終漁する地区が出てくる気配となっている。留萌管内は半減しているが、河川での親魚捕獲、採卵が順調で、他地区への受精卵の移殖に応じている。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿