本道周辺のスルメイカ漁は、終盤を迎えているが、稚内での釣果が再び上がり、10月は20日までに765㌧を水揚げし、前年同月を上回った。価格は㎏当たり580円で前年同期(660円)より安いが高値を維持している。
漁業情報サービスセンターによると、稚内は8月に353㌧、9月に321㌧を水揚げしたが、10月になって上旬〜中旬にかけて1日50㌧〜130㌧と漁がまとまり、全国から60隻のイカ釣り船が集結し、8〜10月の累計は1500㌧を超えた。昨年は8月に1,156㌧を水揚げし、シーズン通しては2,600㌧以上を水揚げした。今年はやや振るわなかったが、10月になって漁場が形成された。今年は羽幌、苫前(北るもい)も8〜9月に好漁となり、道北沖合に漁場が偏った。
今後、道北の魚群が日本海を南下し、日本海道南での漁場形成に結びつくのか注目される。桧山は7月に630㌧を水揚げしたが、8月以降は散発的な漁となり、イカの街・函館は観光客に人気のある活イカにも事欠くような低調な水揚げが続いている。
一方、太平洋では、室蘭が10月に入り、560㌧を水揚げした。また、浦河は8〜10月までに約300㌧を水揚げしている。
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