道機船連によると、国後島のユジノクリリスキー・ルイブコンビナートは、フィッシュミール・オイル生産工場の建設を進めている。サハリン州はこの投資プロジェクトに必要なサハリン州開発公社の資金調達などを承認した。同コンビナートは、年間5,000㌧のミールと3,500㌧のオイルを生産できる現代的な設備を計画している。プロジェクトの総費用は当初、10億8,300万ルーブルで、サハリン開発公社の資金が75%の8億1,200万ルーブル、残り2億7,100万ルーブルはビジネスファンドで調達される予定だった。これらの上積みが計画されている。
原魚と残滓をミールとオイルに加工するためのハイテク複合施設を計画しており、1日当たり最大504㌧の原材料を処理することができる168㌧と336㌧の2つのラインを設備する。主な原料はイワシ・サバの原魚、水産加工で発生する残滓。世界のミール市場は年間200万㌧以上と膨大な規模となっている。1㌧の豚肉を生産するためには10〜15㎏のミールが必要とされる。ロシアの養殖漁業は急速なペースで成長しており、2016年だけで成長率は36%、ユジノクリリスキー・コンビナートはすでに8カ国の外国企業、ロシア企業と製品の供給契約を締結している。
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