令和5年4月1日から「陸上養殖業」が届出制になったことを受け、水産庁は令和6年1月1日現在の件数を発表した。水産庁が把握している件数は全国で662件。種苗生産や古くから河川、川沿いで営まれている陸上養殖、大臣許可が必要とされるウナギ養殖を除く。
都道府県別にみると、沖縄、大分、鹿児島が多く、九州地方に多い傾向が見られ、養殖種類別(延べ件数)では藻類のウミブドウが多く、魚類のヒラメ、トラフグが続く。
北海道は届出件数(養殖場数)が22で、トップの沖縄、大分、鹿児島、岐阜、長崎、熊本、愛媛に次いで8位。以上が20件以上の届出グループとなっている。
養殖種類ごとの養殖場(延べ)は、藻類が27件(アオノリ系が5)と最も多く、次いでウニ類が17件と多く、キタムラサキが8件、エゾバフンウニが7件を占める。魚類は11件で、うち9件がサケ・マス類。内訳はベニザケ3、ニジマス2、サクラマスが1、その他のサケ・マス2。貝類は5件(エゾアワビ)、エビ類が4件(バナメイエビ2、クルマエビ、その他が各1)。ナマコ類も2件が届け出ている。
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