水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

月刊『水産北海道』2021年2月号が出ました! 長引くコロナ禍、ちょっと気分を変えましょう。

2021-02-17 09:47:59 | 月刊水産北海道

2月号はこんな感じですが、いかがでしょうか?

表紙の話題はちょっと固めですが、春の毛ガニ、お魚フェアなど

春らしい話題が満載です。旬のニシンは今シーズンちょっと来遊

が遅めで、ちょうど今が最盛期に入っています。写真は石狩湾漁

協厚田支所(2021年2月15日)の様子です。

 

 


令和2年本道漁業生産高114万㌧・2,013億円 ホタテ回復・イワシ増産も主要魚種不振 コロナ禍で魚価低迷

2021-02-10 10:15:44 | ニュース

 道水産林務部は令和2年の本道漁業生産高を、数量前年比6%増の約114万㌧・金額同16%減の2,013億円と発表した(数値は速報値)。

 オホーツク海のホタテの生産回復や、道東沖のまき網イワシの豊漁などにより、数量は6年ぶりに110万㌧台を確保できる見通しだが、サンマの記録的な不漁や秋サケの来遊不振、コンブ、スルメイカの減産など主要魚種の不振が続き、依然として低水準の状態が続いている。

 金額は、新型コロナウィルス感染症拡大に伴う外食産業や輸出の不振による魚価安が続いており、令和元年実績(2,388億円)を大幅に下回る。

 主な魚種の取扱実績は以下のとおり。(数量・金額の順。カッコ内は前年比)

▷ホタテ=42万㌧(107%)・505億円(68%)▷イワシ=23万5千㌧(116%)・74億円(117%)▷スケソウ=15万4千㌧(107%)・80億円(82%)▷サケ=5万1千㌧(99%)・365億円(122%)・ホッケ=3万9千㌧(120%)・25億円(83%) ▷合計=114万4千㌧(106%)・2,013億円(84%)


2021年2月9日(火)発行/北海道漁協系統通信第6538号

2021-02-10 10:13:11 | 系統通信

10都府県の緊急事態宣言延長、改正特措法成立
道も集団感染状況を注視し集中期間後の対応検討

令和2年度第2回ゼニガタアザラシ科学委員会
定置網の捕獲が過去最高に、新年度は52頭捕獲の計画
3月の現地協議会で定置網、刺し網の捕獲方法を決定

栽培漁業の推進方向(素案)を道議会で報告
魚類養殖の定着促進と事業化に向けたステップアップ

道南太平洋沿岸スケソウ漁獲(1月末)
刺し網2万200㌧、その他7,500㌧で2万7,700㌧・5%増

令和2年度日高海域毛ガニかに篭漁(1月23日)
西部海域1月15日解禁 東部海域数量伸びず

十勝管内の毛ガニかに篭漁 80.3㌧・4億6千万円で終漁
大比率74%まで回復 小単価高騰で大との価格差縮小
釧路東部海域解禁も1月の出漁できず 許容漁獲量は59㌧

7日の石狩湾漁協はニシン103㌧ 数量まとまる


農林水産物・食品輸出2020 9,223億円と前年上回り、8年連続の最高額更新 ホタテ貝、ブリなど水産物600億円・2割減

2021-02-07 12:57:07 | ニュース

 農林水産省は、2020年の農林水産物・食品の輸出額(速報値)が9,223億円と前年実績を1.1%、110億円上回り、8年連続で過去最高額を更新したと発表した。昨年前半は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、輸出が停滞したが、後半から家庭食向け農産物などが上向き、前年並みを確保した。このうち水産物はホタテ貝、ブリなど約600億円、2割減少した。日本食レストランなど外食需要の落ち込み、単価の下落が響いた。

 水産物は、2,277億円と前年に比べ596億円、20.8%減。真珠などを除いた輸出額は2,119億円で13%減だった。一方、輸入水産物は1兆4,626億円で前年に比べ16%減少した。数量は225万5,372㌧で8.7%減。主要品目は輸出入とも新型コロナの影響で高級品を中心に縮小が続いている。