水産北海道ブログ

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農林水産物・食品輸出2020 9,223億円と前年上回り、8年連続の最高額更新 ホタテ貝、ブリなど水産物600億円・2割減

2021-02-07 12:57:07 | ニュース

 農林水産省は、2020年の農林水産物・食品の輸出額(速報値)が9,223億円と前年実績を1.1%、110億円上回り、8年連続で過去最高額を更新したと発表した。昨年前半は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、輸出が停滞したが、後半から家庭食向け農産物などが上向き、前年並みを確保した。このうち水産物はホタテ貝、ブリなど約600億円、2割減少した。日本食レストランなど外食需要の落ち込み、単価の下落が響いた。

 水産物は、2,277億円と前年に比べ596億円、20.8%減。真珠などを除いた輸出額は2,119億円で13%減だった。一方、輸入水産物は1兆4,626億円で前年に比べ16%減少した。数量は225万5,372㌧で8.7%減。主要品目は輸出入とも新型コロナの影響で高級品を中心に縮小が続いている。