道水産林務部は令和2年の本道漁業生産高を、数量前年比6%増の約114万㌧・金額同16%減の2,013億円と発表した(数値は速報値)。
オホーツク海のホタテの生産回復や、道東沖のまき網イワシの豊漁などにより、数量は6年ぶりに110万㌧台を確保できる見通しだが、サンマの記録的な不漁や秋サケの来遊不振、コンブ、スルメイカの減産など主要魚種の不振が続き、依然として低水準の状態が続いている。
金額は、新型コロナウィルス感染症拡大に伴う外食産業や輸出の不振による魚価安が続いており、令和元年実績(2,388億円)を大幅に下回る。
主な魚種の取扱実績は以下のとおり。(数量・金額の順。カッコ内は前年比)
▷ホタテ=42万㌧(107%)・505億円(68%)▷イワシ=23万5千㌧(116%)・74億円(117%)▷スケソウ=15万4千㌧(107%)・80億円(82%)▷サケ=5万1千㌧(99%)・365億円(122%)・ホッケ=3万9千㌧(120%)・25億円(83%) ▷合計=114万4千㌧(106%)・2,013億円(84%)