きのう午後、上下水道審議会が開かれました。私は参与という立場での出席。議題のひとつが、下水道料金の改訂についてでした。
平たくいうと、値上げです。
現状の基本料金10立方メートル、470円から、5立方メートル、500円へあげようとしているということです。
審議会に先だって行われた下水道専門分科会を傍聴しましたが、主に2つの案が議論されていました。ひとつは基本水量を5立方メートルにしようというもの。もうひとつは6立方メートルにしようというものです。いずれにしても利用者の半数前後がこの範囲に収まるというものです。上げ幅も30円なので大方の理解は得られるのではないかという意見が体勢だったように思います。
どちらの意見もなるほどと感じる視点でしたが、しかしそれでも納得できないのが私の正直な気持ちでした。
審議会でも言いたいことはたくさんありましたが、内容を絞って発言しました。
下水は企業会計であり、福祉的観点が薄まってきてしまいます。しかし、公衆衛生という大事な役割が下水にはあるのではないか、と思うのです。だから私は下水については企業会計にするのはふさわしくないと思っています。公衆衛生は市の大事な仕事。政策的にも欠かすことのできない仕事であり、利用者負担のみで賄うのは極めて一面的であると思います。
利用者負担についての是非はともかくとして、事業の遂行に必要な、適切な公費負担は必要ではないかと考えます。
現在は、雨水に対する負担などごく限られた一般財源からの支出にとどまっています。政府がいま、公営企業会計に対して一般会計からの繰入を抑制するよう、なくせといわんばかりの誘導をしてきています。これではますます下水道会計は厳しくなるばかり。
極めて一面的な視点で規律を強めるやり方、そしてその財政スキームのもとでの値上げ誘導には、賛成できません。
平たくいうと、値上げです。
現状の基本料金10立方メートル、470円から、5立方メートル、500円へあげようとしているということです。
審議会に先だって行われた下水道専門分科会を傍聴しましたが、主に2つの案が議論されていました。ひとつは基本水量を5立方メートルにしようというもの。もうひとつは6立方メートルにしようというものです。いずれにしても利用者の半数前後がこの範囲に収まるというものです。上げ幅も30円なので大方の理解は得られるのではないかという意見が体勢だったように思います。
どちらの意見もなるほどと感じる視点でしたが、しかしそれでも納得できないのが私の正直な気持ちでした。
審議会でも言いたいことはたくさんありましたが、内容を絞って発言しました。
下水は企業会計であり、福祉的観点が薄まってきてしまいます。しかし、公衆衛生という大事な役割が下水にはあるのではないか、と思うのです。だから私は下水については企業会計にするのはふさわしくないと思っています。公衆衛生は市の大事な仕事。政策的にも欠かすことのできない仕事であり、利用者負担のみで賄うのは極めて一面的であると思います。
利用者負担についての是非はともかくとして、事業の遂行に必要な、適切な公費負担は必要ではないかと考えます。
現在は、雨水に対する負担などごく限られた一般財源からの支出にとどまっています。政府がいま、公営企業会計に対して一般会計からの繰入を抑制するよう、なくせといわんばかりの誘導をしてきています。これではますます下水道会計は厳しくなるばかり。
極めて一面的な視点で規律を強めるやり方、そしてその財政スキームのもとでの値上げ誘導には、賛成できません。