今回は数字のお話です。年々、利用客の減少に悩まされている県内3セク鉄道。その輸送状況の最新(でもないけど)データを見つけてきました。
●真岡鐵道(下館―茂木)
22年4月 106,656人、5月 98,341人、6月 97,212人
4-6月計 302,209人(前年比-3.3%)
●わたらせ渓谷鐵道(桐生―間藤)
22年4月 39,435人、5月 51,461人、6月 39,441人
4-6月計 130,337人(前年比+2.9%)
●野岩鉄道(新藤原―会津高原尾瀬口)
22年4月 29,655人、5月 30,745人、6月 29,224人
4-6月計 89,624人(前年比-2.7%)
(参考:栃木の統計H22年6月~8月号)
昨年(H21年度)は、少子化に加えて全国的な不況や新型インフルエンザの流行で、各社ともかなり厳しい数字になっていました。しかし、今年度に入っても真岡鐵道と野岩鉄道では利用者減に歯止めがかかっていません。路線の特性から考えると、真岡鐵道では通学利用の減少、野岩鉄道では観光客離れが進んでいるんでしょうか。真岡鐵道に関しては、今年度、高校のクラス減少はなかったと思いますが、住宅地の拡散やマイカー送迎の増加で、列車利用が減りつつあるのかもしれません。さらに来年度からは、沿線の真岡高校の1学級減が決まっているので影響が出てくると思います。この調子だと、今年度の年間利用者は105万人くらいかな。う~ん。
そんな中、わ鐵(わたらせ渓谷鐵道)の利用者が回復していることには驚きました。具体的に、どのような利用者層が増加しているのかは分かりませんが、最近のわ鐵はメディア等でもしばしば取り上げられ、観光路線として注目度が上がってきているようです。県職員OBを社長へ迎え、イメージアップや利用者増へ様々なアイディアを出し、実施していると聞きます(アテンダント、イルミネーション、トロッコ列車指定席化、弁当の開発・宣伝など)。ホームページを見ても、意気込みが分かりますね~。
話は飛躍しますが、最近、全国のローカル3セク鉄道で民間出身の社長が就任し手腕を発揮したり、苦しい経営ながらも何とか路線を存続・発展させようと、個性的な手法で頑張っている姿が取り上げられることがあります。そのようなところでは、少しずつですが成果が出てきているように感じます(ネット等で入ってくる情報だけでも)。これからも厳しい時代が続くことが予想されますが、中期的(5年、10年先)な存廃を左右するのはそんな本気の取り組みであるような気がします。
●真岡鐵道(下館―茂木)
22年4月 106,656人、5月 98,341人、6月 97,212人
4-6月計 302,209人(前年比-3.3%)
●わたらせ渓谷鐵道(桐生―間藤)
22年4月 39,435人、5月 51,461人、6月 39,441人
4-6月計 130,337人(前年比+2.9%)
●野岩鉄道(新藤原―会津高原尾瀬口)
22年4月 29,655人、5月 30,745人、6月 29,224人
4-6月計 89,624人(前年比-2.7%)
(参考:栃木の統計H22年6月~8月号)
昨年(H21年度)は、少子化に加えて全国的な不況や新型インフルエンザの流行で、各社ともかなり厳しい数字になっていました。しかし、今年度に入っても真岡鐵道と野岩鉄道では利用者減に歯止めがかかっていません。路線の特性から考えると、真岡鐵道では通学利用の減少、野岩鉄道では観光客離れが進んでいるんでしょうか。真岡鐵道に関しては、今年度、高校のクラス減少はなかったと思いますが、住宅地の拡散やマイカー送迎の増加で、列車利用が減りつつあるのかもしれません。さらに来年度からは、沿線の真岡高校の1学級減が決まっているので影響が出てくると思います。この調子だと、今年度の年間利用者は105万人くらいかな。う~ん。
そんな中、わ鐵(わたらせ渓谷鐵道)の利用者が回復していることには驚きました。具体的に、どのような利用者層が増加しているのかは分かりませんが、最近のわ鐵はメディア等でもしばしば取り上げられ、観光路線として注目度が上がってきているようです。県職員OBを社長へ迎え、イメージアップや利用者増へ様々なアイディアを出し、実施していると聞きます(アテンダント、イルミネーション、トロッコ列車指定席化、弁当の開発・宣伝など)。ホームページを見ても、意気込みが分かりますね~。
話は飛躍しますが、最近、全国のローカル3セク鉄道で民間出身の社長が就任し手腕を発揮したり、苦しい経営ながらも何とか路線を存続・発展させようと、個性的な手法で頑張っている姿が取り上げられることがあります。そのようなところでは、少しずつですが成果が出てきているように感じます(ネット等で入ってくる情報だけでも)。これからも厳しい時代が続くことが予想されますが、中期的(5年、10年先)な存廃を左右するのはそんな本気の取り組みであるような気がします。