皆様おはようございます。
今日は雪国ならではの野菜の収穫方法、雪の下の話です。
丁度東京でも今の時期にお店に出回ってきています。
この「雪の下」は、春になって雪の中から出てきたニンジンなどを収穫したものです。
どうやって取り出したのか気になっていて、冬に雪国に行った折に聞いてみたところ、少し謎が解けてきました。
実は一口に雪の下と言っても、春になって自然と雪が解けてから収穫するものと、それを待たずに掘って収穫するもの等、実は地元の人でもそれぞれの方法が土地それぞれの雪の下の方法で、はっきりした定義はなかったようなのです。
今回八百屋で買った津南地方の雪の下にんじんは、3月にためし掘りをして収穫を始めている様です。
そのニュースも、現地の新聞をメールでいただいて、知ることができました。
積雪が2mほどになったところで、ニンジンの様子を確認したようです。
さらに、この途中で掘り出す方法では、4mの雪の中から掘り出すキャベツの話を聞いたこともあります。
どんな味のキャベツなのでしょうか?野菜の生命力の強さに驚くばかり。
そして、雪国の自然の力を生かして、作物が本来少ない時期にも野菜を摂取しようという工夫には驚かされますね。
一説には、収穫を忘れたものを、春に食べてみたらあまくて美味しかった、というのが始まりという話もあります。
今回買った人参、甘さはそれほど特に強くはないのですが、ちょっとした渋みやこくがあって、野性味のある味に感じます。
そして、余韻の香りがとってもすがすがしいお酒の吟醸香のような香りがしました。
三五八漬けにして、おにぎりのお供に。 色が綺麗で、水分が多く、香りが良いので、スティックにしてバーニャカウダのような食べ方も良さそうです。
もし、お店で見かけることがありましたら、一度お試しください。
それでは皆さま、良い休日を。