No.3269 |
いずれまとめて追いつきたいと思いつつ、
最後のUPから半年も過ぎちゃったけど、
毎週発行している「たまご新聞」「野菜だより」。
写真は、その今週号に添えたものです。
文章も、そのままコピペしておきます。
さる6月22日、北茨城市の水田農業推進協議会の定期総会なる会議が開かれました(写真)。田んぼの減反をすすめるための組織です。招集状が届いていたので、農業委員としての「あて職」だろうと思って出席しました。
会議では規約改正が議題の一つとなりました。あらためて全文に目を通してみると、おやっ? 同協議会の構成員としては農業委員なんて規定されていないよ。その点を質問してみると、「農業委員会会長とあるのでそれに包括されていると解釈してはどうか」という答弁。すかさず野次が飛んで「会長代理と事務局長も並べで書がれでんだがら、それはおがしがっぺ」。
議長と事務局の席でがたがたしたけど、あいまいな決着のまま議事進行となりました。補助金(税金)の使途が、こんなアバウトな会議で決定されていることの問題点は、ここでは保留しておきます。*議事に先だち、市長の代理として副市長があいさつしました。「総会の開催おめでとうございます」という切り出しに、減反の推進がおめでたいのかと引っかかってたら、締めくくりに重ねて「総会おめでとうございました」。隣席の委員さんが小声で「目標数値が達成でぎでねぇのにおめでとうっちゃ、あんめぇ」。というわけで、減反に反対の人も、やむをえず推進の立場の人も違和感を覚えたようです。まぁ、いわゆる紋切り型と看過しましょうか。*しかし、ちょっと聞き流すわけにはいかないのが、
「私は農家の生まれ育ちではなく、あまり農業を身近に感じることはありませんでしたけれども、その後、茨城県の職員として農政に関わる仕事もさせていただきました」
こんな話を、かつて県の職員として農政にも関わって給料をもらってきた人が堂々と言えちゃえるんだ。
あなたは一体これまで、誰が作った何を食べて生きてきたの? 自分の家族には工業製品だけを食べさせてるの? たとえ輸入食品だろうと食卓に並べたものは、すべて農業の現場で汗を流して生産されたものでしょ。そうした認識を欠落させたまま、いまの茨城県の農政が推進されていることはうかがい知ることができたけど。*と、家に帰ってから憤ってみせたら、「農業のプロが集まった会議だから、きっと謙遜して言ったんでしょ」と母ちゃんになだめられたので、今回の記事まで少し時間をおいてみたしだい。
そんな副市長さん、その後、平和大行進に激励のあいつに立ち、それにとどまらず核廃絶の横断幕を手に駅前通りを一緒に歩いてくれたりする場面があって感激しました。そうした機転とフットワークを備えた人であれば、県の机から市の現場に下りてきた今後の活躍に期待をつなぎたいと思っています。*ことあるごとに強調してるけど、農業をどうするかは農家だけの問題ではありません。農業が身近かどうかなんて認識を超えて、農業は命の糧を育む現場であり、極端に言えば、誰でも人は農業そのものだよね。
と、飽くことなく発言していくのも百姓の仕事ではあるのかな。
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