日刊「NOCUSる」

たとえば5年後、あなたは何を食べている? それは、どこで誰が作る?

ガソリン事情

2011-03-23 | 大震災
3/16
No.3815
無断転載だけど、あるフォトジャーナリスト氏とのメールやりとりです。

鈴木様
救援活動ご苦労様。
大量の被曝をして福島から帰京し、汚染車は半減期が来るまでそのまま。
原稿書き上げ明後日から、レンタカー借りて常磐道を福島入りしようと思っています。
途中の北茨城周辺のガソリン事情を知りたいのですが。


ガソリン。
スタンドのある街の一角を車の行列が取り囲むように長い行列ができています。
先週の水曜だかの早朝5時半に話したある青年は、「200台までは給油できそうだけど、自分は210番目。勝負をかけている」とか言ってました。
そのころよりは少しは事情も好転しているのかもしれないけど、昨夜からけさも行列はすごかったなぁ。
私は並ぶ時間が惜しいのであきらめています。
きょうは雨で逃げ帰りましたが、先週はつごう6日間、車なら1時間で終わる新聞配達を自転車で3時間かけてやっています。
今週中にはさらに好転することを期待はしていますが。


情報ありがとう。
もう一つ。
漁船をチャーターできないかしら?出来るだけ北の漁民の。?福島県内が一番だけれど津波で流されてしまったところが多いんじゃないかと思って茨城まで南下して聞いています。


燃料もないし、むずかしいんじゃないかなぁ。
参考までに、市内の大津港の状況です。
 → 3月13日に撮影した大津港のようす
沖の大きな防波堤が倒壊、漁協の事務所もめちゃめちゃです。
港内に転覆している船も見え、少なくない大小の漁船が陸に打ち上げられています。


追伸。

きのう早朝、人影まばらな大津港で、例によって自転車での通りがかりに、立ち話をしていた2人の方に声をかけてみたら、漁業関係者の方でした。
案の定ではありますが、とても船を出すのはムリとのこと。他をあたっても、被災地では不可能だろうというお話でした。