猪突猛進 鈴木研究室へようこそ

関西医療大学大学院 教授である鈴木俊明研究室の紹介や鈴木が日頃考えている教育・臨床・研究への思いを熱く語ります。

運動イメージの書籍が発刊されました。

2015-05-22 17:15:02 | 日記
Nova出版社より下記の書籍が出版されました。
私は第1章の「運動イメージの脊髄神経機能」について書かせていただいております。

Motor Imagery: Emerging Practices, Role in Physical Therapy and Clinical Implications
Editors: Brandon M. Garcia
https://www.novapublishers.com/catalog/product_info.php?products_id=55312


是非、お読みいただければ幸いです。

いつまでも教育である。

2015-05-20 08:19:29 | 日記
私の関連施設で毎日のように卒後教育をさせていただいている。

そこには多くの卒業生が勤務しており、私の話の多くは学内教育で聞いているはずである。

そのため、最初はわかっているような顔で聞いている。他の卒業生をリードしている様子も感じる。

しかし、同じ施設に2回目にいくと、本学の卒業生がリードしている様子が薄らいでいる。

優秀なものは アグレッシブである。すぐ追いついてくる。素晴らしい!

私の話は臨床運動学の内容ですので、決して難しいことを言っているのではないために、皆に理解してほしいところである。

また、反面に 同じセラピストなのに無関心なものもいる。わかろうとしないものもいる。

問題である。残念である。

卒前教育の充実は本当に大切であるが、同様に卒後教育をどのように発展していくかは今の我々の課題である。

しかし、給料をもらって教育を受けるという体制は如何なものかとも思う。


講師をしている立場では、受身的な受講ならば、でない方がましのような気持ちさえする。


博士課程になぜいかせるか?

2015-05-17 09:19:52 | 日記
本学は修士課程までしかありません。個人的には博士課程ができれば嬉しいと思いますが、

本学の修士課程を修了した方が、将来 大学教員を目指す場合には博士課程への入学を勧めている。

わたしは遅くに博士課程を修了した。長く期間を要したというよりも、ボスが大学院の入学を認めてくれなかったことが大きな要因である。

しかし、感謝している。ボスの口癖が、「博士というものは研究者であるという証である。君はまだ早い。」であった。

そのためにボスに認められようと思って論文を書いた。やっと認めていただいて、大学院に行かせていただいた。嬉しかったですね。

このように指導するのが理想と思うが、博士が昇格の条件になる以上、必要な方は早めの取得を促している。

自分のことをいうと、論文が100本以上あるのに、博士号がないために長い期間 昇格できませんでしたからね。


研究はやり続けて意味がある。

2015-05-17 09:01:13 | 日記
大学院の学生を6名担当している。修士の2年間で3本の原著論文を完成することを鈴木研究室のノルマにしている。

多くの院生は入学前から学部のゼミ生などで研究をしていますので、最初の1本目は書ける状態で入学してくるわけである。

学会で発表することと、論文を書かせることの労力は全然違います。

学会発表することは悪いことではないが、そこで「終了」となるものが多い。

本学は私学であり、高い授業料をいただいています。そのなかにはご家族に無理言って入学させていただいているものも多い。

研究者としての能力を確立するようにせめていかないといけません。

切実に思う 動作分析の大切さ

2015-05-17 08:49:01 | 日記
先日 学生実習の指導者となっているセラピストの症例報告のコメントをした。

ひどい状態である。立位姿勢の観察で股関節の動きを間違えるし、歩行動作の動きを関節運動が間違っている。

そのセラピストが職場ではよくできる人として尊敬されているということである。

これは臨床実習教育、セラピストの治療の破綻につながっている。

衝撃的である。

教員である我々はそのことを明確にする必要がある。

実習も施設が認定されていますが、本来は養成校が臨床実習指導者を認定する必要があるのではないかと考える。

その施設には本学学生がお世話になっているが、次年度から遠慮したいとも考えているところである。

なぜならば、学生にとって不幸な実習は無駄である。