こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
看護師さんも募集中!!

看護師ブログのランキングです。ポチッってしてもらえると励みになります。(^^)/

にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ
にほんブログ村

寝不足の原因

2008-10-06 00:06:12 | 日々のあれこれ
寝不足の原因・・・いろいろありますが、今は小説です。
いやー、はまっています。浅田次郎「プリズンホテル」。私の悪い癖で、一度はまるとなかなかやめられず、昨夜は結局第2巻を最後まで読んでしまいました。
真夜中に、泣いたり笑ったり、最後は「かっこいい~!!」と、鳥肌ものです。
「蒼穹の昴」も長編ではまりましたが、「プリズンホテル」大好きです。
小説は、私的には読んだ後に、穏やかになったり、満たされたりしないといやです。読んでいて、情景や自分なりのキャスティングを描くのはもちろんですが、本当にうまい人の作品は、匂いまで漂ってきますよね。(これは、歌でもそうだけど、サザンの歌なんか聴いてても、江ノ島の灰色の焼けた砂が、お姉さんの小麦色の肌から、はらはら零れ落ちて、サンオイルの甘い匂いまでしてきますよね。あと、クーラーのキンキンに冷えた海辺のホテルの白いシーツとか・・・エッチですよね~)
とにかく、妄想逞しい私は、小説の世界へドッペりとはまり込んで抜けられなくなるのです。「プリズンホテル」あと2巻あるので、もうしばらくは寝不足が続きます・・・
うちのステーションの会計のお姉さんSさんは、まるで私設本屋さんのような人で、要望に沿っていろんな本を貸してくれます。さらに本好きのスタッフに渡っていくので、私とSさんと、K.Sとで、いつも内容について大騒ぎをして盛り上がっています。
宮本 輝もほとんど、Sさんからかりて、はまりまくっていました。
「オレンジの壷」から始まって、数十冊。
宮本輝さんの描く、日本海の風景が大好きです。深く垂れ込めた灰色の空や、激しく打ち付ける波や、寒々とした村はずれのバス停なんかが、私の網膜に映し出されます。そこで、私とは正反対の美しいほっそりとした、女性が・・・
あ~!!!もうたまりません。妄想です。「焚き火の終わり」なんかは、けっこう生唾ものでした。(変体ではありません。文学的?興味です)
そんなわけで、ジャンル問わず、いろんな本を読めるので、妄想癖が抜けません。
読みたくないのは、どんなに名作でも、後味の悪いやつ。どこにも救いが無いような作品は、呼んだ後、しばらく自分がどんよりしてしまいます。
だから、「ほたるの墓」は、二度と見ません。(アニメ)原作も読んだけど、辛すぎます。
しばらくは、佐久間ドロップの缶見ただけで泣いてましたから。嫌です。
読んでいて、心温まるもの、ハッピーエンドじゃなくても、心が感動で満たされるもの、が好きです。あとは、表現がきれいな作品。あと、すごく疲れているときなんかは、内田康夫さんの「浅見光彦」シリーズをよく読みます。安心して読めるので、疲れないし、よく現地取材をされているので、まるで小旅行に行ったみたいです。そんな私ですが、どなたか、面白い本あったら教えてください。