こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
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めぐみ在宅クリニック[追想の集い」に行ってきました。

2008-10-12 19:50:22 | めぐみ在宅緩和ケア関連

今年も、献杯の挨拶を指名されましたが、なかなかタイミングが難しいですよね。
昨年は、うっかり乾杯と言いそうになって、冷や汗をかきましたが・・
今年は、献杯の後の着席の声をかけ忘れ、佐藤さんにフォローしていただきました。すみません・・
とはいえ、お見送りした、たくさんの患者さんのご家族と久しぶりにお会いできて、泣いたり笑ったりの3時間でした。
今でも、ご家族から「逢いたかったー!」と言って頂けることが、何よりうれしかったですね。
それぞれのご家族に、それぞれの思い出があって、旅立った人々のあれこれを懐かしみながらも、今、元気に毎日を過ごされているご家族の姿に、ほっとしたり、励まされたりでした。
サーファーに愛された、Yさのお孫さんは今日も元気に、小澤先生に話しかけたり、テーブルの間を行ったり来たり、周りの人たちと人懐こくお話していました。最後は、お皿まで配ったりで、みんなも元気をもらったんじゃないでしょうか。
彼は、Yさんが亡くなった時、看護師のお手伝いをして、「おじいちゃんの爪は僕が切る」と言って自分から手をとった優しい子で、将来は「小澤先生みたいなお医者さんにんなる」と言って、今でも小澤先生からプレゼントされた、看取りの本を繰り返し読んでいるとの事でした。
この子の書いた、先生への手紙は、おじいちゃんへの想いと共に、本の内容を自分なりにちゃんと解釈して感想を述べていて、みんなびっくりしたものです。
(きっと、アホな医学生や、看護学生でも気ずかないだろうな、と言うことまで書いてありましたよ)。こんなふうに、将来を担う子供たちが、目標も持って、歩き始めてくれることは、すごくうれしいことですよね。
今日の、参加者のご家族の中に、看護職の方もいて、訪問看護に興味をもって下さった方もいて、なんかすごくいい時間を過ごせました。
NHKの「最後の願いをかなえたい」で、患者さんに「何もしてあげられない」と涙していたうちのS.Kも、そのご主人に再会して、また何かを得たようです。
本当に、患者さんや、その御家族から、たくさんの事を学ばせてもらっています。
これからも、いろんな出会いと、別れがたくさん待っているのでしょうが、私たちもその中で成長しながら、いい看護ができたらいいいな・・とあらためておもう私でした。