こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
看護師さんも募集中!!

看護師ブログのランキングです。ポチッってしてもらえると励みになります。(^^)/

にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ
にほんブログ村

瀬谷区医療・福祉セミナー無事終了!

2009-01-23 22:44:41 | 訪問看護、緩和ケア
瀬谷区内にある5つの訪問看護ステーションと、聖マリアンナ医科大学横浜西部病院ホームケアと、区の高齢福祉課とで、月に1回連絡会をやっています。
その活動の、メインイベントが瀬谷区医療・福祉セミナーです。
第6回の今年は、
「安全な在宅酸素療法を続けるために」~チームでの共通理解を深める~
でした。
西部病院呼吸器内科の山本先生による、慢性呼吸不全のレクチャーもすごく面白かったし、考え方として目からうろこでした。
事例検討の後、途中参加しためぐみ在宅クリニックの小澤先生からの質問には、発表者も冷や汗をかいていました。「この方の支えは何ですか?」と。
ついつい、末期がんの方ばかり、緩和ケアとしてとらえがちですが、何の病気においても、常に本人の支えは何か、本人が何を選択するのかを知ってかかわっていかなければならないんですよね。
山本先生も、酸素の量は、苦しければ上げればいいし、苦しくなくて本人がいやな
らやめればいいといっていました。
「苦しい、苦しい、酸素がほしい。と言って余命をすごすより、吸いたいだけすって万一だめでも、そのほうがQOLはあがるんじゃないか?ただし、きちんと説明してどちらを選ぶか決めといたほうがいい。」
なんて話から、何で家族や友達がやってもいいパルスオキシメーターの測定や、酸素濃縮器の操作が、ヘルパーさんだとだめなのかとか、いろんな話で盛り上がりました。
テイジンの方も来て、設置に関するいろんな疑問も解消したし、盛況のうちに終わることができてほっとしました。
開会の言葉は、早口になってしまって、それにカンペを見すぎてしまい、ちょっと反省でした。それから、医師会長の代行で終わりの挨拶をして下さった川口先生がを、反省会にお誘いできなかったことも大反省でした。
とはいえ、今回初めてお会いすることができた山本先生は、これからご夫婦でめぐみ在宅クリニックにも、非常勤でこられると言うことなので、とっても楽しみです。
おわったぞー!

やっぱり変な介護保険

2009-01-23 00:09:40 | 訪問看護、緩和ケア
私はもともと血の気が多いタイプで、直情型の人間ですが、寄る年なみでこの頃は、けっこう温厚になってきたのでは・・・と思っていました。
こんなことを言うと「うっそー!!」と叫ぶスタッフの声が聞こえるような・・
でも、自分ではかなり大人になったと思ったりして。
でも、やっぱり介護保険はおかしいですよ。

先日、利用者さんの区分変更申請をした時のことです。
独居で90歳のその方は、年末から、どんどん動けなくなってきて、認知もどんどん進んで、数日前から足の痛みでとうとう歩けなくなってしまいました。
でも、それでも、むりやり動こうおとするので、家の中じゅうあちこち便で汚してしまったりして・・
困ったご家族と相談の上、区分変更申請をしました。家族会議も開いてもらう予定でした。
大至急申請をしに行って、2日後入院してしまったため、認定調査を病院に行ってもらうことにしました。
数日して、ご家族から電話が。「調査が延びたんです。治療がもう少し落ち着いて、リハビリが始まってからって・・」
「え?」だって、調査が延びれば介護度が出るのも遅れますよね。
お役所に確認の電話を入れると、「1週間くらいで点滴が終わるので、そのあとリハビリが始まって落ち着いてから、調査します」とのこと。
「じゃあその分、介護度が出るのも遅れるんですよね?」
「そうなりますね」「・・・・」
つまり、少しでも軽く出したいということですね。落ち着くかどうかなんて、誰がわかるんでしょう?
退院すればすぐに、独居生活が待っているんですが・・・。
今の介護度では、単位が足りないので、区分申請しているんですよ。
90才ですでに、内臓の病気も見つかっていて、そんなにすぐに良くはならないと思います。1週間や2週間先延ばしにして、介護度軽くなるとも思えず、それなら早く調査して、1日でも早く介護度はっきりさせてほしいんですが・・

私、間違っていますか??
だって、介護度1とか2で、あちこち出歩いてる人もいるのに、おんなじ介護度でこんな状況って、どういうこと??
もし、変わらずに退院になったら、仮プランで恐る恐るサービスを増やすしかない、現場のケアマネの苦労は、どうしてくれるんでしょうね。
それで、足が出たら、実費負担です。

これってどうおもいますか?