こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
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はたと、気ずいたこと。

2009-06-03 23:39:48 | 日々のあれこれ
見かけ倒しで結構ビビりーな私は、あの直腸粘膜下腫瘍発見以来、不穏な日々を過ごしています。
インターネットは、良くも悪くもいろんな情報をくれすぎて、あまつさえ医療関係者である私は、常に最悪な状況を連想するわけです。
笑っちゃう話ですが、今朝なんて治療の番が回って来なくて、直前で診療打ち切られた夢を見て5時前に目が覚める始末です。

今日午前中に、耳鼻科の往診でキムシノ先生に、「大丈夫だってー。最悪ストマで命までは取られないって!!
「・・・・・」
キムシノ先生、ありがとうございます。
複雑な心境ながら、意外と元気が出ました。

で、はたと気ずいたことがあります。

そうか!健康診断って、異常を早期発見するためにあると言うよりは、
「大丈夫だよ。問題なし!安心して働けよ!」
と言ってもらうためにあるんだと。

「そんなの当たり前のような話じゃない。」って言う人いるかもしれないけれど
、私は今すごく実感しました。

それにしても、こんなことぐらいでビビっている私が、在宅緩和ケアをやっているっていうのが申し訳ない話です。
結局、当事者じゃないとわからない苦しみを、とるなんてことはおこがましい話なんですよね。
わかった風な話をするより、やっぱり良い聴き手である事を心がける事が一番大切なんですよね。
今回も、検査で引っ掛かってセーフだったスタッフの、「そうそう、私もそうでした!!」っていう話が一番自分をほっとさせたりしましたので。

そして、今すべてを受容して病気と向き合っている患者さんたちに、あらためてf深い敬意を表したいと思います。