在宅療養を強く希望される場合、在宅でも点滴を行います。
脱水などの補液や、抗生剤の点滴がほとんどですが、看護師がずっとついているわけにもいかず、ほとんどの場合ご家族に見守って頂きます。
(抗生剤だけだと、100mlほどですから全部入れて帰ることもできますが、500ml以上となると数時間かかりますから、これはご家族にも納得して頂かないとできません。)
血管のよく出る方で、動かさないでいてもらえれば、毎回翼状針で刺して抜くこともできます。
この場合は、抜いてしまえば特に気を付けることもないので、毎回刺すという事を除けば、一番楽かもしれません。ただし、動かすと漏れやすいので、100ml位の量がベストです。
けれど血管のでない方、一回の輸液の多い方は、何度も刺すのは痛いし、動かさないでじっとしているのもしんどいので、留置針を使います。
留置針というのは、入院で点滴治療したり手術をするときなどによく行われる方法で、針を入れっぱなしにする方法です。
これは、シリコンのチューブの中に針の入ったものを血管に刺して、入ったら針だけ抜いてシリコンのチューブだけ血管に残して固定するものです。
刺す時はちょっと痛いけれど、あとは何度も射さずに済むし、少しくらい動かしても漏れないのでとても重宝します。
在宅の場合、刺すのは医師か看護師ですが、針の場合は抜針はご家族にお願いすることがほとんどです。
普通の針の場合、針を押さえながらゆっくり抜いてアルコール綿で押さえるだけですが、ご家族は結構緊張するようです。
でも、留置針の時は点滴の液を抜いているときも、針を入れっぱなしにしても詰まらないようにするために、ヘパリンという血液を固まりにくくする薬を注入しなければいけないので、点滴の開始と終了時には、ほとんど看護師が行くこととなります。
外す時にはシュアプラグという弁のついた蓋をしておくと、そこから点滴を繋いだり外したりすることが安全にできます。
このところ、点滴を行う患者さんが続いていますが、独居の患者さんの時には、ちょっと心配です。
ヘルパーさんのいる時間やご家族の寄る時間を選んでも、時間がかかるとどうしても一人の時間が出来るので、そこがひっかかるわけです。
地震が起きて点滴スタンドが倒れたらどうしようとか、何かの拍子でルートが引っ張られたらどうしようとか、考えればきりがないのですが、それでも在宅でそれをしながら過ごしたいというご希望が強ければ、それはそれで安全に注意して行っていくしかないわけです。
それでも、夕方に点滴を外しに行くと、患者さんはちょっとほっとした顔をしますので、やっぱりどこか不安があるのだろうなと思ったりして・・・
そして、またその患者さんを残して帰ってくるときには、いつも切ない気持ちでいっぱいになります。
独居の方で在宅への強い希望がある方は、皆さん本当に強い精神力だなと感心してしまいます。
病状の進行に伴って、どんどん自分で動けなくなっていきますし、たった一人の長い夜は、どんなに心細いだろうかと、毎回後ろ髪をひかれる思いです。
私だったら、絶対無理ですね。
怖いし、寂しいし、きっと恐怖感だけで苦しくなってしまうでしょうね。
それでもなんでも、出来るだけご本人の希望には沿ってあげたいと思います。
ただ、ご本人がそれを強く望んでも、ご家族がそれを見ていることが辛くてできなくなれば、またそれは考えないといけないですね。
どうしてあげればいいのか、どこまでそこで過ごせるのか。
どのタイミングで、ご本人の意思からご家族の意思にシフトするのか、いつもみんなの悩むところです。
それにしても、今回の点滴はすごいところに入っていました。
変形し、てさらに浮腫んだ足の指の付け根・・。
どうやって入れたんだろう・・。びっくり。
固定も難しかったと思うのだけれど、これが角度の割にすごくよく落ちていて、芸術的でした。
Yamamoto先生、恐るべし。
所で、話は思いっきり変わりますが、先日「仁」のお弁当の記事書きましたが、今日は「安道名津」を入手できました。
朝、うちの新人ナースがまずはこれを持ってきてくれました。
これはミニドーナツです。かわいいドーナツで原料は小麦粉とかです。
で、これがドラマと同じ感じでできている大きいものです。
1個120円
原料は、ドラマと同じ玄米を使っています。
雑穀入りで餡もあまり甘すぎず、記事はふっくらしていて美味しいです。
昔は、脚気で命を落としたんですね~。
これで脚気を予防してください。
って、栄養取りすぎですわ。
脱水などの補液や、抗生剤の点滴がほとんどですが、看護師がずっとついているわけにもいかず、ほとんどの場合ご家族に見守って頂きます。
(抗生剤だけだと、100mlほどですから全部入れて帰ることもできますが、500ml以上となると数時間かかりますから、これはご家族にも納得して頂かないとできません。)
血管のよく出る方で、動かさないでいてもらえれば、毎回翼状針で刺して抜くこともできます。
この場合は、抜いてしまえば特に気を付けることもないので、毎回刺すという事を除けば、一番楽かもしれません。ただし、動かすと漏れやすいので、100ml位の量がベストです。
けれど血管のでない方、一回の輸液の多い方は、何度も刺すのは痛いし、動かさないでじっとしているのもしんどいので、留置針を使います。
留置針というのは、入院で点滴治療したり手術をするときなどによく行われる方法で、針を入れっぱなしにする方法です。
これは、シリコンのチューブの中に針の入ったものを血管に刺して、入ったら針だけ抜いてシリコンのチューブだけ血管に残して固定するものです。
刺す時はちょっと痛いけれど、あとは何度も射さずに済むし、少しくらい動かしても漏れないのでとても重宝します。
在宅の場合、刺すのは医師か看護師ですが、針の場合は抜針はご家族にお願いすることがほとんどです。
普通の針の場合、針を押さえながらゆっくり抜いてアルコール綿で押さえるだけですが、ご家族は結構緊張するようです。
でも、留置針の時は点滴の液を抜いているときも、針を入れっぱなしにしても詰まらないようにするために、ヘパリンという血液を固まりにくくする薬を注入しなければいけないので、点滴の開始と終了時には、ほとんど看護師が行くこととなります。
外す時にはシュアプラグという弁のついた蓋をしておくと、そこから点滴を繋いだり外したりすることが安全にできます。
このところ、点滴を行う患者さんが続いていますが、独居の患者さんの時には、ちょっと心配です。
ヘルパーさんのいる時間やご家族の寄る時間を選んでも、時間がかかるとどうしても一人の時間が出来るので、そこがひっかかるわけです。
地震が起きて点滴スタンドが倒れたらどうしようとか、何かの拍子でルートが引っ張られたらどうしようとか、考えればきりがないのですが、それでも在宅でそれをしながら過ごしたいというご希望が強ければ、それはそれで安全に注意して行っていくしかないわけです。
それでも、夕方に点滴を外しに行くと、患者さんはちょっとほっとした顔をしますので、やっぱりどこか不安があるのだろうなと思ったりして・・・
そして、またその患者さんを残して帰ってくるときには、いつも切ない気持ちでいっぱいになります。
独居の方で在宅への強い希望がある方は、皆さん本当に強い精神力だなと感心してしまいます。
病状の進行に伴って、どんどん自分で動けなくなっていきますし、たった一人の長い夜は、どんなに心細いだろうかと、毎回後ろ髪をひかれる思いです。
私だったら、絶対無理ですね。
怖いし、寂しいし、きっと恐怖感だけで苦しくなってしまうでしょうね。
それでもなんでも、出来るだけご本人の希望には沿ってあげたいと思います。
ただ、ご本人がそれを強く望んでも、ご家族がそれを見ていることが辛くてできなくなれば、またそれは考えないといけないですね。
どうしてあげればいいのか、どこまでそこで過ごせるのか。
どのタイミングで、ご本人の意思からご家族の意思にシフトするのか、いつもみんなの悩むところです。
それにしても、今回の点滴はすごいところに入っていました。
変形し、てさらに浮腫んだ足の指の付け根・・。
どうやって入れたんだろう・・。びっくり。
固定も難しかったと思うのだけれど、これが角度の割にすごくよく落ちていて、芸術的でした。
Yamamoto先生、恐るべし。
所で、話は思いっきり変わりますが、先日「仁」のお弁当の記事書きましたが、今日は「安道名津」を入手できました。
朝、うちの新人ナースがまずはこれを持ってきてくれました。
これはミニドーナツです。かわいいドーナツで原料は小麦粉とかです。
で、これがドラマと同じ感じでできている大きいものです。
1個120円
原料は、ドラマと同じ玄米を使っています。
雑穀入りで餡もあまり甘すぎず、記事はふっくらしていて美味しいです。
昔は、脚気で命を落としたんですね~。
これで脚気を予防してください。
って、栄養取りすぎですわ。
そう言ってくれると嬉しいデス(*^_^*)
点滴のお願いは難しいですよね。
おそらく左は胸水でパンパンなのに、
点滴をすることが良いのか悪いのか。
今回は息子さんの希望ですることになりましたが・・・
いつもいつも有り難うございますm(_ _)m
この患者さんみたいに、ちゃんと全体を分かって診ていてくれる主治医がいる場合はいいんですが・・。
よく近所の開業医さんに行って、「疲れたから点滴してもらった」とか、「調子が悪いと点滴してもらうのよ。」と言っている人いますよね。
あの点滴って何の意味があるんだろう??と思いますが、ご本人がそれですごく元気が出るんだったらいいんでしょうかね・・。
でも、うちの患者さんでもせっせと点滴に通っているうちに心不全になっちゃった人とかいて、やっぱりなぁ・・と思う事もありました。
点滴すると喜ぶ日本人は、どこか変ですね。