今日は在宅でよくつかわれる、カフティーポンプのお話をします。
消化管の病気などで、ほとんど口から食事が取れない場合、鎖骨下静脈(最近ではもっといろんな血管を使いますが)という太い血管から、栄養を入れる方法を選ぶことがあります。
最近ではポートといわれる、小さな丸い台のついたチューブを身体の中へ埋め込んで、皮膚の上から丸い部分に針を刺したり抜いたりできるようにして帰ってきます。
チューブの部分が静脈に入り、丸い台は皮膚の下に埋められます。
特別の曲がった針で、皮膚の上から丸い台を刺して固定します。
針を抜けば、いつでも自由の身です。
以前は、直接血管に管を入れて、糸で縫っていたので、自由に針を抜くことも、お風呂に入ることもできませんでした。
そして、これに繋ぐのは、高カロリー輸液です。
高カロリーなので分子が大きく、腕などの細い血管からは入れられません。
その点滴に輸液のルートを繋ぎ、ポンプにセットして、針に繋ぎます。
これがルート。
ポンプは、これです。
この作業は、入院中に練習するものの、ほとんどの方は訪問看護師に依頼されます。
24時間毎日入れている場合は、輸液だけをご家族が交換して、週に1回看護師がルートも交換して、針も差し替えます。
この時、針を抜いている間に入浴したりもします。
ポンプと、輸液はふだん邪魔なので、こんなキャリーバックに入れておけば、どこにでも持って行けます。
胸元からでたルートを、ボタンホールにひっかけて、キャリーバックを持ってお出かけもできるわけです。
ポンプは、簡単に扱えるようになっていますが、やっぱり使い慣れていないと不安なものです。
空気が、ルートに入るとセンサーがキャッチしてアラームが鳴ります。
チューブが折れていても鳴ります。
わかっていても、アラームが鳴ると結構びっくりして、パニックになったり、触るのが怖くて緊急電話が入ったりします。
でも大丈夫。絶対空気は入らないようになっているので。
ポンプを止めて、調節のクレンメを止めてゆっくり考える、わからなければ電話をすれば問題ありません。
一度ポンプにルートをセットすると、カセット内のストッパーがかかってしまうので、カチットスタンドで、解除しなければならないので、やっぱりこちらで対応するのが無難かもしれません。
でも、機械に強い人は、どんどん操作できます。
針を抜いてしばらくポートを使わないときは、以前はヘパリンを注入しましたが、外国製品の感染事故があった後は、生理食塩水を使っています。
こういう機械も、なれてしまえばほとんど問題なく使えるようになります。
後は、感染に注意ですね。
あまり抜いたり刺したりが頻回だと、感染のリスクが高くなります。
在宅だと、週の半分だけ使って、あとは自由の身で過ごす方もいて、必然的に差し替えの機会は多くなります。
なので、発熱や刺入部の消毒、観察はとても重要です。
針を刺すとき、すごく痛がる方もいて、そういう時は表面麻酔のパッチなど使ってみたりしますが・・・。(そう、水いぼを取る時のパッチです・)
効果は、人それぞれですかねー・・・。
消化管の病気などで、ほとんど口から食事が取れない場合、鎖骨下静脈(最近ではもっといろんな血管を使いますが)という太い血管から、栄養を入れる方法を選ぶことがあります。
最近ではポートといわれる、小さな丸い台のついたチューブを身体の中へ埋め込んで、皮膚の上から丸い部分に針を刺したり抜いたりできるようにして帰ってきます。
チューブの部分が静脈に入り、丸い台は皮膚の下に埋められます。
特別の曲がった針で、皮膚の上から丸い台を刺して固定します。
針を抜けば、いつでも自由の身です。
以前は、直接血管に管を入れて、糸で縫っていたので、自由に針を抜くことも、お風呂に入ることもできませんでした。
そして、これに繋ぐのは、高カロリー輸液です。
高カロリーなので分子が大きく、腕などの細い血管からは入れられません。
その点滴に輸液のルートを繋ぎ、ポンプにセットして、針に繋ぎます。
これがルート。
ポンプは、これです。
この作業は、入院中に練習するものの、ほとんどの方は訪問看護師に依頼されます。
24時間毎日入れている場合は、輸液だけをご家族が交換して、週に1回看護師がルートも交換して、針も差し替えます。
この時、針を抜いている間に入浴したりもします。
ポンプと、輸液はふだん邪魔なので、こんなキャリーバックに入れておけば、どこにでも持って行けます。
胸元からでたルートを、ボタンホールにひっかけて、キャリーバックを持ってお出かけもできるわけです。
ポンプは、簡単に扱えるようになっていますが、やっぱり使い慣れていないと不安なものです。
空気が、ルートに入るとセンサーがキャッチしてアラームが鳴ります。
チューブが折れていても鳴ります。
わかっていても、アラームが鳴ると結構びっくりして、パニックになったり、触るのが怖くて緊急電話が入ったりします。
でも大丈夫。絶対空気は入らないようになっているので。
ポンプを止めて、調節のクレンメを止めてゆっくり考える、わからなければ電話をすれば問題ありません。
一度ポンプにルートをセットすると、カセット内のストッパーがかかってしまうので、カチットスタンドで、解除しなければならないので、やっぱりこちらで対応するのが無難かもしれません。
でも、機械に強い人は、どんどん操作できます。
針を抜いてしばらくポートを使わないときは、以前はヘパリンを注入しましたが、外国製品の感染事故があった後は、生理食塩水を使っています。
こういう機械も、なれてしまえばほとんど問題なく使えるようになります。
後は、感染に注意ですね。
あまり抜いたり刺したりが頻回だと、感染のリスクが高くなります。
在宅だと、週の半分だけ使って、あとは自由の身で過ごす方もいて、必然的に差し替えの機会は多くなります。
なので、発熱や刺入部の消毒、観察はとても重要です。
針を刺すとき、すごく痛がる方もいて、そういう時は表面麻酔のパッチなど使ってみたりしますが・・・。(そう、水いぼを取る時のパッチです・)
効果は、人それぞれですかねー・・・。
いま受験勉強の真最中。
医療保険サービスの基礎知識を猛勉強していますが、なにしろ専門用語が多く文字で呼んでも頭に入りませんでした。。。
このブログに偶然たどり着いて読ませていただきましたところ、目からウロコとはこのこと、写真付でとても参考になりました。
ありがとうございました。
ケアマネ年々試験が難しくなって、落とすための試験みたいになっていますが、めげずに頑張ってくださいね。
これからも、遊びに来て下さいね
ハートと言います。
在宅医療少し前にしていて、今は病院通院して週1回点滴しています。
同じポンプ使ってバックにいれてつかっていました。
自宅で点滴することで少しお聞きしたいことがあるんですが、、、、
この場でもいいでしょうか?
少しでも、お役にたてればうれしいです。
うれしいです。
簡単に質問させてください。
がんではなくいわゆる難病というやつを患っています。
以前は小腸チューブが十二指腸何度もやっても通過せず失敗→すぐにIVHになりました。安定期に入り退院し、IVHしながら自分でなんでもできるので訪問看護をお願いせず自宅で自分で管理していました。使っていたのは対外式のもので画像で説明されているものではありませんでした。縫い付けてあるものでした。なんどか熱がでてしまい5ヶ月で終了でした。最近は5月に一ヶ月半入院してIVHしました。主治医は、10年以上変わりなく信頼できる先生。ただし、近所にいたのに今は転勤して高速で40分の場所にいます。
またちょっと限界かなと思うようになっていろいろ主治医と相談しています。
仕事という枝をきる踏ん切りがつかずにいて。。。。
わたしとしたらできたら半日仕事しながら夜~午前中にかけてIVHってできないものなのかと思っています。
そのアップしているポートは、つまらないのでしょうか?自己管理されている方や、しごと、好きなことして生活している方っていますか?できるだけQOLあげたくてなんとかしたいのですが、、、、、このからだにまた制限をとおもうとだいぶ憂鬱な気分。長期入院もエネルギーがいります。
田舎なのでほかに病院はあるけれど主治医まで比較的遠方なのでリスクが高いIVHもむずかしそうで。自分の知識として
埋め込み式ポートのことよく知りたいです。
今は、週1で腕から入れられる一番濃い点滴を受けに行っています。
以前に埋め込み式は楽だよと聞いたことがあるのですが、どんなメリットがあるのかデメリットを知りたいです。
私でわかる範囲でお答えしますね。
ポートは、皮下に埋め込むタイプです。
ですから、縫い付けてあるものより、感染のリスクは低くなりますし、夜間のみの輸液も可能です。
わたしのステーションの患者さんにも、夜だけであったり、週に3回だけでやっている人もいます。
ただ、その場合はポンプはあまり必要ないかもしれませんね。
うちの患者さんも、そういう場合はポンプを使いません。
滴数で計算すれば、大丈夫です。
また、ポンプを付ける場合、ポンプ専用のカセットの付いたルートが必要になります。
また、ポートには針先の曲がった特殊な針でさします。
この針とルートは、それなりにコストがかかるもので、病院側の負担になります。
ですから、大きな病院で、「あなたのQOLを考えて、夜間のみの輸液として、週7セットを出してあげましょう」と言ってくれればいいのでしょうが・・・・
これは、再生出来ないので、使いきりです。
通常24時間管理の場合、週1回のルート、針の交換です。入浴する方は2本くらいだしてくれますが・・・
(末期癌など、余命を考えての払い出しは可能かもしれませんが。)
また、毎日差し替えるのは、感染のリスクをあげますし、ポートの耐久度も下がってくると思います。
また、週3回くらいやっていた方は、同じところを何度もさすので、痛いと言っていました。
また、ポートのつまりに関しては、ほとんど問題はありません。
終了時に生食フラッシュでOKです。
ですから、どうしても仕事中はしたくないというのであれば、週末だけ行うとかで、可能かどうかも医師に相談してみてはいかがでしょうか?
また、その場合普通のフィルター付きルートの方がコストが格段に安いので、ポンプは使わない方が、安価にできます。
いずれにせよ、ポートは入院1泊か2泊が必要です。
現在ではかなり一般的な方法です。
総合病院ならやってもらえるとは思いますが、適応を決めるのは主治医なので、よく相談してみてください。
先生とも相談していろいろな方法模索している最中です。
できるだけいい生活おくれる手段を考えて行けたらと思っています。
またお聞きするときがあると思います。そのときはよろしくおねがいします。
CIIPS病で、輸液してます。
夜間間歇で高カロリー入れてますが、自宅では点滴スタンド使用してて、
夏場、脱水対策に携帯ポンプを考えてますが、重たいのでキャリーカートは如何かと思ってます☆
安定性とかの面で、カートの種類のご意見頂けたらと思い、コメントさせて頂きます(*^o^*)
ヒルシュスプルング病に近いご病気なのですね。
いろいろ御苦労があるとおもいます。
昼は、外出されている事が多いのでしょうか?
昼間は水分補給だけということであれば、輸液量を少なくすることで重さは軽くなると思うのですが・・・
キャリーバックやポンプ自体はとても軽いものなので、重さは輸液量できまります。
キャリーバック以外には、リュックであったり、輸液を仕込んだベストであったり・・・
カートとなるとIVH用としては、残念ながら見たことがありません。
IVH用のキャリーバックに入れて、普通のカートに固定するなどでしょうか・・・
中で輸液が攪拌されると、泡だって気泡がたくさん発生し、アラームが鳴ると思いますし、キャリ―をひっぱて歩いて、身体から離れるのはちょっと危険な気がします。
CIIPSの事、お調べ頂いて、ありがとうございます。
はい、仰います通り特発性仮性腸閉塞症、ヒルシュ類縁疾患とも言われます(^^)
私の場合は、腸管間質細胞浮腫からの難治性下痢を合併してるので、腸液や胆汁の再吸収が出来ず、1日に4リットルぐらいの水様便です。
水様便として出ないで溜まってしまう時は、溜まっても吸収出来ずに小腸も大腸も異常拡張と、多数のニボー形成が見られます。
どちらにしても血管内脱水が甚だしいので…ほぼ常時輸液を繋いでる状況で、なかなか外出出来ないので、お外でも輸液出来れば外出したいのですが、夏場は閉じ込もりがちになってしまってます(^^;)
異常拡張防止の為、経口での水分摂取は400mlまで、
ラクテック注500ml2~3本を日中に繋いでるので、長時間お出掛けしたい時に、重さが負担になってしまってます( ̄∀ ̄)
でも、確かに仰います通り、ガラガラ道中を引っ張ると撹拌されて空気が入ってしまいますょね(>_<)
肝機能保全の為に、最低限のエネルギーしか高カロリー輸液出来てないので、体力があまり無く、重さが負担になってしまうので、何とか考えたいのですが(>_<)
繋いでるラクテックはショルダーにして、ストックのラクテックをカートにするのも手段の一つかな…って、ご返答頂いた事で新たに案が今浮かびました☆
もう少し考えてみます♪
ありがとうございます!