こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
看護師さんも募集中!!

4月のざわざわ

2013-04-02 23:21:47 | 訪問看護、緩和ケア
このところ急に忙しくなってきていて、患者さんの出入りも激しくて、なんだかバタバタしています。

でも、昨日から新しい仲間が増えて、新患さんもどんどん受けています。
新しい仲間は、今まで連携先だった病院の連携室にいたナースなので、あちこちで「引き抜いたの?!」って言われてしまいますが、そんなことする訳ありません。連携先なのに。(^_^;)

彼女は、病院という組織の中で、患者さんを地域に送る役割をしているうちに、自分の目で最後まで見届けたいし、自分の手で最後まで支援したいという思いが募っていったようです。
そんな中、もともと個人的にも知り合いだったことから、心機一転私たちのところに飛び込んできてくれました。

もともと病院で訪問看護もやっていたので、同行訪問をしつつ、患者さんを持ってもらおうと思っています。

実際飛び込んできて病院との違いに、ちょっとびっくりしていたようです。
一番の違いは「何でもやる。」ということでしょうか。

病院では医師の行う処置も、当たり前のように在宅では看護師や家族がします。
清潔の支援や一般状態の観察は当たり前で、看護の仕事プラス医師の仕事の一部、そしてMSWの仕事からケアマネの仕事内容までやらなければならないことがあります。

在宅療養の支援は、包括的な視点で行わなければできないことを、驚きつつも受け止めて、これから担って行ってほしいなと思います。

半年ほど前にうち来てくれたナースも、今ではこの地域の中で一生懸命頑張ってくれています。
同じく、最後まで寄り添ってみたいと考え、訪問看護のドアを叩いてくれた彼女。

思いの強さは、患者さんとの関わりで、そのまま心を揺さぶります。

今朝、その彼女の受け持ち患者さんが、静かに息を引き取りました。

昨日まで、毎日のように涙をためて向き合っていた彼女は、今日しっかりとその患者さんを見送って帰ってきました。

旅立った患者さんは、いくつかの望みを持って、最後まで『生きたい。』と願っていた方です。

同じ年代の同士としても、その望みを叶えたいと、スタッフも考えていました。

そして、亡くなる前日、長年生き別れだった肉親に合うことができたのです。

もうひとつの希望は、残念ながら叶うことはできませんでしたが、きっと今頃は会いたい人のことを、どこからか見守っているのだと思います。

そして、この二日間のあいだでも、新たな患者さんの依頼や、今いる患者さんのいろんな問題で、ステーション内はバタバタと活気づいています。

ちなみに、うちのステーションは、社団法人から一般社団法人となり、名前もメディカルセンター訪問看護ステーションから医師会訪問看護ステーションに変更になりました。

そう言う意味でも、25年度は時代の流れの中で、しっかりとその役割を果たさないといけないと思っています。

そうそう、25年度は時代のニーズに合わせ、訪問リハビリも始めたいと思っています。

PTさん、OTさん募集しています。
当面、常勤一人、非常勤一人を募集中です。

私たと一緒に働いてくれる人、男性でも構いません。
ぜひ来てください。(詳しくはメールで。)

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