こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
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嬉しい言葉

2012-03-17 23:50:31 | 訪問看護、緩和ケア
金曜日のカンファレンスの時に、ナースSAが、とっても嬉しそうに話してくれました。

「私、今日とっても嬉しい言葉を貰いました。」と。

その日訪問したFさんは、ご自分の病気のことは全部知っているかたです。
ですから、当初宣告された3か月を過ぎた時には「今日が、僕の命日だったはず。」と笑顔で話していたそうです。
疼痛コントロールがうまくいっているので、毎日をとても有意義に過ごされているFさん。
私が訪問した時も、大好きなクラシック音楽を聴きながら、愛犬とゆったり過ごされていました。
そんなFさんだから、お友達もたくさんいて、毎月旅行に行くことを目標に頑張っています。

その日、ナースSA訪問したとき、ケアの後にタバコを吸い始めたのだそうです。
今まで訪問していて、たばこを吸われたのを見たことがなかったので「Fさんタバコ吸われるのですね。」と聞いたら、こんな事を言ってくれたいそうです。

「タバコを吸いたくなる時は、美味しい食事を食べた後とか、ぐっすり眠って気持ちのいい朝を迎えた時。気持ちがよくて、気分がいい時に『あ~、一本吸いたいなあっ』て思うんだよ。今は、いいケアをしてもらって、とても気持ちがいいから吸いたくなったんですよ」

たったそれだけの言葉でも、担当のナースにとっては、何よりうれしい言葉ですね。

こんな時に、「タバコは体に悪いからやめてください。」なんて無粋なことは言いません。

最近、身体をほぐし心身のバランスをとるためのマッサージを習っているナースSAなので、きっと気持ちよいマッサージなどを施してきたのだと思います。

嬉しそうに、報告してくれたナースSA、なんだかみんなも嬉しくなるお話しでした。


ところで、いよいよ我が家の長男君のために借りた、隣のアパートへの引っ越しが始まりました。
とはいえ、隣ですしなるべく経費を抑えたいので、家族みんなで少しずつ荷物を運んだりしています。
今日は、IKEAに買い出しに行き、荷物を運び、家具をばらしたり組み立てたりと、本当に疲れました~。
でも、まだまだ手を付けたばかりです。
これから、家庭内民族大移動も始まるので、あとどれくらいかかるやら。

でも、あきらかに空気はすごし流れ始めた様です。

まだまだ時間はかかると思いますが、良い流れを呼び込むために、家族みんなで新しい環境を作っていきたいと思います!

でも・・疲れました~。

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