今日訪問の患者さん。
重度の肺性心で、高濃度酸素療法が必要です。
通常はリザーバーマスク、食事時だけオキシマイザー(リザーバーカニュレ)を、7リットルで使用することになっています。
パルスオキシメーターは、指につけっぱなしで様子を見ていましたが、とりあえずSPO2 93%前後で低めの安定というところでした。
しかし・・・
ここでいきなりブレーカーが落ちてしまいます。
寒かろうと、家じゅうの電気ストーブをつけていたようです。
昼間なので、この前のように真っ暗で何も見えないと言う事はなかったのですが、今度は高濃度の酸素が必要な患者さんです。
在宅に戻るために、NIPPVからリザーバーマスクになったばかり。
すぐに、ブレーカーを上げましたが、SPO2はすぐ80代になってしまいました。
やはり、酸素濃縮器を入れるときは、ちゃんと家の電力の状況を確認しないとダメですね。
そして、今回も入ってすぐなので酸素ボンベが玄関の方にあって、とっさの付け変えは出来ませんでした。
うーん。
とりあえず、ブレーカーが落ちたら上げれば済みますが、もし夜中に本当の停電があったら、慣れないご家族だけではかなり焦るのではないかと思います。
(さらに、一人の時間もけっこうあるので、その時はかなり心配。)
すぐにボンベを持ってきてもらいましたが、残量もかなり少なくて、夕方担当の看護師にも付け替えの練習をしてもらいました。
冬場は、暖房器具が思いのほか電気を喰っているようで、特にお年寄りの家庭はアンペア数が低いことが多いので、事前のチェックは必要なのだと思います。
今まで、HOTの患者さんでブレーカーが落ちた事がなかったのですが、今年に入って2回も落ちたので、ここは注意する必要がありますね。
人工呼吸器だと、最初から気にしますし、予備電力まで考えますが、HOTとなるとそこまで考えないことが多いような気がします。
酸素濃縮器では、テルモさんが「O2グリーンいぶき5SP」とかいうバッテリー機能付きの物を出していますね。最長75分のバッテリー内臓だそうで、停電になってもゆっくり対応できる時間を確保したのだそうです。
以前、暗闇でのブレーカー探し事件の時に、Yamamoto先生がコメントで「少しぐらい酸素なくても大丈夫。看護師があわてる方がよくない。」と怒られましたが、こういう高濃度の酸素が必須の患者さんは、どのくらい大丈夫なんでしょうか???(Yamamoto先生、お答え、お待ちしています。)
ちなみに、リザーバーマスクとオキシマイザーですが、これは高濃度の酸素が必要な患者さんに用いる酸素マスクで、6リットル以上の流量で使用します。
マスクの場合、マスクにビニールの袋がついていて、ここに酸素を貯めてから吸入することで、効率的に酸素を吸入できますし、時にカニュレなどは、いきなり酸素が吹きつけてこないので、ソフトな吸入が出来ます。
カニュレは、オキシマイザーペンダントなどで、一度酸素をためますが、水滴がたまりやすいので、加湿器は使えません。
通常のカニュラだと、6リットルで吸入酸素濃度が44%、マスク6~7リットルで50%、リザーバーマスクだと60%まで上昇します。(空気中の吸入酸素濃度は20%です。)
とはいえ、いくらリザーバーがついていても、7リットルの酸素が噴出してくるカニュレは、患者さんには辛いものがありますね。
うっとうしいけれど、マスクが楽だと思います。
そういえば、私の手術時の体験でいえば、あの酸素マスク、付けると変な匂いがします。
ビニール臭いだけじゃなくて、なんか変な匂いです。
それがすごく嫌だったのを、思い出しました。
ともあれ、2度も繰り返してしまった、ブレーカーによる停電。
これからは、注意事項として忘れずに確認したいと思います。
重度の肺性心で、高濃度酸素療法が必要です。
通常はリザーバーマスク、食事時だけオキシマイザー(リザーバーカニュレ)を、7リットルで使用することになっています。
パルスオキシメーターは、指につけっぱなしで様子を見ていましたが、とりあえずSPO2 93%前後で低めの安定というところでした。
しかし・・・
ここでいきなりブレーカーが落ちてしまいます。
寒かろうと、家じゅうの電気ストーブをつけていたようです。
昼間なので、この前のように真っ暗で何も見えないと言う事はなかったのですが、今度は高濃度の酸素が必要な患者さんです。
在宅に戻るために、NIPPVからリザーバーマスクになったばかり。
すぐに、ブレーカーを上げましたが、SPO2はすぐ80代になってしまいました。
やはり、酸素濃縮器を入れるときは、ちゃんと家の電力の状況を確認しないとダメですね。
そして、今回も入ってすぐなので酸素ボンベが玄関の方にあって、とっさの付け変えは出来ませんでした。
うーん。

とりあえず、ブレーカーが落ちたら上げれば済みますが、もし夜中に本当の停電があったら、慣れないご家族だけではかなり焦るのではないかと思います。
(さらに、一人の時間もけっこうあるので、その時はかなり心配。)
すぐにボンベを持ってきてもらいましたが、残量もかなり少なくて、夕方担当の看護師にも付け替えの練習をしてもらいました。
冬場は、暖房器具が思いのほか電気を喰っているようで、特にお年寄りの家庭はアンペア数が低いことが多いので、事前のチェックは必要なのだと思います。
今まで、HOTの患者さんでブレーカーが落ちた事がなかったのですが、今年に入って2回も落ちたので、ここは注意する必要がありますね。
人工呼吸器だと、最初から気にしますし、予備電力まで考えますが、HOTとなるとそこまで考えないことが多いような気がします。
酸素濃縮器では、テルモさんが「O2グリーンいぶき5SP」とかいうバッテリー機能付きの物を出していますね。最長75分のバッテリー内臓だそうで、停電になってもゆっくり対応できる時間を確保したのだそうです。
以前、暗闇でのブレーカー探し事件の時に、Yamamoto先生がコメントで「少しぐらい酸素なくても大丈夫。看護師があわてる方がよくない。」と怒られましたが、こういう高濃度の酸素が必須の患者さんは、どのくらい大丈夫なんでしょうか???(Yamamoto先生、お答え、お待ちしています。)
ちなみに、リザーバーマスクとオキシマイザーですが、これは高濃度の酸素が必要な患者さんに用いる酸素マスクで、6リットル以上の流量で使用します。
マスクの場合、マスクにビニールの袋がついていて、ここに酸素を貯めてから吸入することで、効率的に酸素を吸入できますし、時にカニュレなどは、いきなり酸素が吹きつけてこないので、ソフトな吸入が出来ます。
カニュレは、オキシマイザーペンダントなどで、一度酸素をためますが、水滴がたまりやすいので、加湿器は使えません。
通常のカニュラだと、6リットルで吸入酸素濃度が44%、マスク6~7リットルで50%、リザーバーマスクだと60%まで上昇します。(空気中の吸入酸素濃度は20%です。)
とはいえ、いくらリザーバーがついていても、7リットルの酸素が噴出してくるカニュレは、患者さんには辛いものがありますね。
うっとうしいけれど、マスクが楽だと思います。
そういえば、私の手術時の体験でいえば、あの酸素マスク、付けると変な匂いがします。
ビニール臭いだけじゃなくて、なんか変な匂いです。
それがすごく嫌だったのを、思い出しました。
ともあれ、2度も繰り返してしまった、ブレーカーによる停電。
これからは、注意事項として忘れずに確認したいと思います。
以前言ったのはCOPDや間質性肺炎のケースで、
空気の取込み障害の場合ですよね。
肺性心の場合さすがに酸素無しという訳にはいきません。
ブレーカーは大きな問題ですよね。
無停電電源装置を使用したり、HOT自体を液体酸素にする方法もあります。
で、調べたらなんと15アンペアだったそうで、そんな少ないのあったんですね。
お年寄りで、つつましく暮らされていると、基本料の安い設定になっていることが多いので、やはり注意が必要だと再確認しました。
でも、明日には東京電力の方が来て、上げてくれることになりました。
液体酸素は、本体の器械がやたら大きいですよね。何とかならないものでしょうか・・。
ビール樽くらいありますよね・・。(~_~;)