ご連絡有難うございます。
おっしゃる通り 時代と共にお葬式も変わります。確かに 現代では セレモニーと言うか お別れショーの意味合いが濃くなっています。ご葬家の方も喪主様も そう思ってらっしゃると私も思います。今後は益々 セレモニーの要素が濃くなっていくと思われます。
只 お坊さんから言えば、葬儀は最大の宗教儀式でして、司会者の方にも ご理解頂きたいものです。
簡単な例えでは、90歳過ぎのおじいさんがなくなった時 パートナーのおばあさんは おじいさんは極楽へ行けるかどうか 大変心配していて お坊さんにどうぞ宜しくと お願いをするとか、最期が病気のため手術・手術で大変苦しそうだったけれど、どうぞ安らかに安楽浄土にいけるように お経を上げてやってください、とか・・・。
一昔前までは、お葬式は 亡くなった人に 速やかに 確実に 極楽お浄土に往生して頂く為に 親族一同、地域の人々一丸となって執り行う、その家にとっては最大の宗教儀式だったのです。
現代でも 80歳以上の方は そのイメージがあると思いますので その思いを汲み取って大切にしてあげることが必要だと 私は思っております。
現代では ご導師と司会者は事前に打合せをするのですから、その打合せこそを儀礼的にしないで ご導師のほうも はっきりと意向を伝えるべきだと思います。打合せの時点では 何も無くて、ナレーションの途中で突然「おかみそり」はまったくおかしいと思います。
懲りずに、ノートに記入しておき 次回は 「おかみそりは 何時なさいますか?」と
確認すれば良いと思います。
いずれにしても あなたは 向上心を持っていらっしゃいますので、ドンドン上達なさると思います。形式的な点のみ注意を払うのではなく、気遣いと心遣いのある司会者になっていただきたいと思っております。頑張ってください。