北海道の小さな町・黒松内から発信した田中式健康体操(T・K・T)終生二足歩行を求め 全国で実践指導中        

北海道・大阪府・奈良県の18市町村・68教室の活動風景や本部主催の田中式健康体操の活動・行事などを綴ります

≪2016年 本部直接指導 NO14「門真市民プラザ教室」・NO15奈良「東生駒教室」≫

2016年11月06日 | 10周年記念会
≪2016年 本部直接指導 NO14大阪「門真市民プラザ教室」・NO15奈良「東生駒教室」≫

今年最後の大阪・奈良教室の指導でした。
大阪弁が飛び交う教室は、
「ボケと突っ込み」連発の指導になってしまいます。

関西の生徒さんたちは遠慮?なしの質問が
飛んできます。

「先生、この足私のもん(もの)やのに、
 ゆうこと聞いてくれません。どうしましょ!」
こんな調子で1時間半が過ぎていきます。

昨年は
「先生、また来年も安い飛行機で来てや!」で
お別れしましたが、

今年は
「先生、あっちこっち行くの大変ですね。
 大阪に来るの忘れたらあきませんよ。」でした。
うれしいお別れの言葉でした。



職業が重労働であるにもかかわらず、
夜勤明けでも教室に通う実践者。
その生徒さんがひとりふたりと職場の人を
教室に連れてくるとか。


人間は働くことで生計を成り立たせています。
その労働で身も心も疲れることがあるのが現実です。
「からだのために体操を」と思って実践できるのは、
相当な「自己の意志」が必要とされます。


そんな実践者たちと出会うことは、
T・K・T普及の私の活力になるのです。


「自己のからだと向き合う」時間をぜひつくって
いただきたいのです。



今月は、北海道は函館で今年最終の直接指導を行います。


※11月19日(土)10:00~11:50
 函館アリーナ 1階武道館 B.C
 参加費無料 バスタオル 飲料水


≪2016年 本部直接指導 NO12北海道「岩内町教室」・NO13北海道札幌「エルプラザ教室」≫

2016年10月29日 | [本部直接指導]


26日(水)は岩内町に行ってきました。
日本海にあるこの町は漁師町でもあります。



今年の直接指導の私の課題は
「呼吸の仕組みと呼吸の大切さ」を
伝えることです。



「外呼吸と内呼吸の仕組み」についての
理解と呼吸の方法である「胸式呼吸」と
「腹式呼吸」の違いを伝えることです。

特に「腹式呼吸」については、
「人類の進化の過程で、生き延びるために
勝ち取ったすばらしい呼吸方法」であること。



「呼吸と自律神経は密接な関係にあり、
特に呼気は副交感神経を刺激する」こと。



「呼吸筋を意識的に動かすことは、
全身の血流を促し、呼吸器系をはじめ
強いては神経系・消化器系・循環器系・
泌尿器系にまで影響を及ばす」こと。



「TKTの一時間の体操で一番大切にして
欲しいことは呼吸」であること。



TKTの最後の体操群である「第5運動は、
腹式呼吸を身に着けるために考案されている」こと。




このようなことを思いながら北海道・大阪・奈良
の教室を指導しています。


28日は札幌にある「エルプラザ」での指導でした。
30人を超える実践者で、広い場所も狭く感じました。
岩内町も札幌も熱心に私の話に耳を傾けて、実践を
していました。



少しの緊張感と爽快感漂う会場の雰囲気は、
直接指導ならではのものでした。
「来年も必ず来てくださいね」の
うれしいお別れの言葉をいただき.
会場を後にしました。



その日の夕方に飛行機で大阪入りをしました。

[実践者への腹式呼吸の仕方を再確認にの日々]

2016年10月12日 | [ 北海道・大阪・奈良60教室の風景 ]


胸式呼吸と腹式呼吸とのからだの動かし方違いを、
初心にもどり指導中です。

もちろん、
筋肉の使い方の違いですが、
意識的に動かすのには時間が必要でsu.


でも、自己のからだを確かめながら動かすと、
納得する実践者増えてきました。

特に、
T・K・Tの第5運動は腹式呼吸の運動なのです。

《よつば会羊蹄部会研修会(北海道)での講習会》

2016年10月01日 | [ 講演・講習会のお知らせ ]


北海道後志振興局の羊蹄山麓にある
郵便局長の奥さんたちが開く研修会に行ってきました。

このような組織は全国的にあるそうですが、
羊蹄山麓といってもとても広い範囲です。

最初にからだの仕組みについてお話しました。
「血液循環の仕組み」や
「呼吸の仕組み」や
「運動時の血液配分」についての話です。

実技に入る前に、
「からだのどこに調子が悪いところがありますか?」の
私の質問に
参加者の大半が自分の腰を押さえ、
「腰痛もちです。」には少し驚きました。
参加者のほとんどが30歳から40歳代だったからです。


からだのゆがみを少し整える体操を行ったところ、
みなさんが笑顔で、
「座る姿勢が楽になった」とか
「股関節が動いた」などの感想をもらいました。


次にT・K・Tの準備運動に入る前に、
「疲れたり、きつく感じたりしたら無理をしないで 
 休憩をとって休んでください。」と伝えました。


第一運動(準備運動)を開始。
やはり途中からからだが思うように動かず、
笑ってごまかすしかない?状態で、
ほんとうに笑って動きが止まっていました。



「からだを動かすことの大切さ」と
「呼吸を意識して運動することの大切さ」を伝えて終了。


最初は緊張されていたのでしょう、
表情も硬かったのですが、
後半は笑い声も聞こえ、楽しく終えることができました。


一日でも早く、
「からだに運動を!」実践してほしいものです。

≪2016年 本部直接指導 NO10北海道札幌「手稲区教室」・NO11札幌「西区教室」≫

2016年09月28日 | [本部直接指導]


今月最後の直接指導でした。
手稲区民センターにて10時開始の指導でしたので、
朝6時に黒松内町を出発しました。


国道393号線を走るのは今月3回目。
紅葉はまだ早く、色づいていませんでしたが、
景色を見ながらの気持ちのよいドライブでした。


手稲教室はまだ新しいのですが、
区民センター付近の立地条件もよく、
これから広がっていく予感をしました。



直接指導開始と同時に、
一人の女性が私の近くで椅子に腰掛けました。
「膝や股関節に問題があるのだんな・・。」
と思いました。


もう一人遠くのほうで椅子を用意する女性がいました。
するとご年配の女性をゆっくりと座らせました。


事前に指導者から聞いていなかったので、
見学者の方だと思っていました。
遠くのほうから熱心に私の話に耳を傾けて
下さっていました。



指導後にわかったことですが、
実践者の母親だったのです。

家庭で介護を続けているそうで、
手稲教室に娘さんが連れてきて、
いっしょに体操を続けているのでした。
それで実践者たちも普段のことだから、
自然に接していたのだとわかりました。



手稲の指導者の彼女たちへの理解と
高齢の女性(なんと89歳でした)の意思の強さと
からだへのいたわり、そしてその母を少しでも
元気で動けるからだであったほしいと願う娘さんの
行動に感激しました。


T・K・Tは基本的に「健常者」のために考案した
体操ですが、からだに障害がある人たちも
リハビリとして実践されています。
その効果も出ていて、継続して実践をされて
いる方が増えてきました。


私たちの活動が社会に対して大きな影響力はないにしても、
各地域における「健康づくり」に貢献しているのだと
今回の親子と出会うことで確信しました。




日本の健康を取り巻く情勢は、現在未来とも
私は厳しいものがあると思っています。


「健康・介護保険制度」が充実するとは思えない状況や
各家庭における介護の問題もより困難状況を
迎えることと思うのです。


「より健康で健やかに暮らしたい!」
こんな人間として当たり前の願いをかなえる政治で
あってほしいものです。


●来月の予定

10月 1日(土)  北海道蘭越町「幽泉閣」にて講習会
   13日(木)  T・K・T研修
   26日(水)  北海道岩内町 直接指導
   28日(金)  北海道札幌市 直接指導
   31日(月)  大阪門真市  直接指導予定
11月 1日(火)  奈良生駒市  直接指導予定