北海道の小さな町・黒松内から発信した田中式健康体操(T・K・T)終生二足歩行を求め 全国で実践指導中        

北海道・大阪府・奈良県の18市町村・68教室の活動風景や本部主催の田中式健康体操の活動・行事などを綴ります

[長万部町婦人会研修に行ってきました]

2010年03月18日 | [ 講演・講習会のお知らせ ]

「調整力運動です。身体を引き上げての歩行。なかなか真っ直ぐに歩けません。」


長万部町婦人会の会長さんが、田中式健康体操を実践されていることもあって、
研修会講師に呼ばれました。


浜の人(漁師町)は、どうしてこんなに元気なのかと驚かされた研修会でした。。
寿都町(こちらは日本海)でも感じたことです。


「参加者は、70歳台の方が大半です。」と会長さんから聞いていたのですが、
打ち合わせ以上の実技指導ができました。
「今日はびっくりするぐらい、みなさん動いています。」と事務局長が驚いていました。


今回は、「人の進化とその姿勢」「ロコモティブシンドローム」
「生き方・老い方・病み方」についてお話しをました。


「ヒトが胎内で育ち、生まれ、二足歩行をするまでの約1年少しの過程は、
 ヒトの二足歩行の進化の過程(魚類・両生類・爬虫類・哺乳類)そのものなのです。
 言葉をしゃべれる以上に大切なことは、二本足で歩いて移動できることです。」
みなさん興味深く、この話を聞いてくださいました。


「上肢下肢を交互に捻転させての歩行。逆腕・逆足がなかなかうまく行きません。」


「すべてのヒトは、生まれ・生き・老い・病み・死ぬという、順序を踏みます。
 どうせなら、生き方・老い方・病み方を前向きに受け止め、PPK
(ピン・ピン・コロリ)で死んでゆく、美しい人生にしましょう。」
そのためにも、最後の最後まで「二足歩行」のできる身体づくりのために
体操をしましょうと実技に入りました。


『動かさない身体は、動かなくなる』、『動かそうとする身体は、動くようになる』、
『ヒトの身体とは、動いてこそヒトの身体』と言い続けています。


「複式呼吸運動。呼吸筋をいっぱい動かして、肺に酸素を入れたり、肺から出したり。」


そして、長万部婦人会のみなさんから教えられました。
「へこたれることもいっぱいあるけど、明るく前向きに生きること」が、
病気を寄せ付けず、元気に生きる源だということです。


「15年前ぐらいに、タンポポハウスの喫茶店に行ったことがあるんですよ。
 その時とまったく変わらない、元気なおふたりの姿に驚きました。」


これほどのお褒めの言葉はありません。
長万部婦人の会研修会に出かけ、パワーをいっぱい頂いて帰りました。



[第2回 歌才元気塾]

2010年03月14日 | [ 歌才 元気塾 ]
今日の初めのお話は、「筋肉について」でした。
「Aさん、心臓を止めてみてください!」
「止まらんべや・・・」
「Bさん、胃を5回動かしてみてください!」
「胃を??」


「 そうです。人間には、自分の意思で動かせない筋肉と意思で動かせる筋肉がある
 のです。筋肉の種類には、骨格筋と平滑筋と心筋の3種類があり、
 骨格筋は意志で動かせる筋肉で、他のふたつは、意思で動かない筋肉です。
 足や手の筋肉も骨格筋ですから、自分の意 思で動くのですよ。
  さあ、前回の宿題、やってきました?。」

「足の指で、靴下を一生懸命つかもうと頑張っています。前回できなった人の指が
 動き出しました。家で体操をしているのが伺えて、嬉しく思いました」

右手の指と左手の指の折り曲げの練習「グー・チョキ・パー」です。
「右手の指は左の脳を刺激していますよ。左手の指は右の脳を刺激していますよ。」
「ゆっくりなら動くぞー。ほら。」
右と左の同時動作に入るとなかなか思うようにいきません。
あきらめないでゆっくりゆっくりと我慢強く動かしていました。


次は、足の指の「グー・チョキ・パー」です。
手の指を一生懸命、足の指の間に入れいます。
ひとりふたりと動かなかった指が動き出しました。


「よかったね、Cさん。バケツもって廊下に立つところだったね・・・。」
「俺はそうでもないが、この指は頑固なもんだー。」の一言に、みんさん大笑い。


そして、今日の目的の体操に入りました。
「筋肉には白い筋肉と赤い筋肉があります。魚のヒラメの肉はどんな色していますか?」
「白だー。」
「それでは、マグロの肉は?」
「赤だー。」
こんなやり取りをしながら「白筋=速筋」と「赤筋=遅筋」について説明し、
足腰を鍛えないと家事もできなくなること、バスにも乗れなくなること、
遊びにも行けなくなることを話ました。


全員から「そうだ、そうだ。」の声が聞こえました。


「回覧板を膝に挟み、引っ張っても抜き取れれないよう頑張る運動。内転筋・大殿筋・
 腹筋・肛門括約筋の強化。今度からは、一万円札でするべ・・・には大爆笑でした。」

「ゴリラやチンパンジーの筋肉と人間の筋肉を比較すると大きさがはっきり違う筋肉が
 あります。さてどこでしょう?」


「足の太もも・・・?」
「胸・・・?」


「サルやゴリラがテレビに出てきたら、しっかりお尻を見てくださいね。人間の
 筋肉の中で一番大きな筋肉は、おしりの筋肉です。サルやゴリラのように、
 ペッタンコのおしりにならないようにしましょ。今日はこの尻の筋肉を鍛える
 体操です。」


次は「オシッコを止めたり、肛門をしめたりする体操をします。」
次は「腹式呼吸の練習です。」

「呼吸をしながら、お腹を膨らましたり、へこませるたりの運動。こらあ、
 はらぼっけだべえーにも大爆笑。」

本日は、私たちの方が少し欲張ってしまいました。
それでも歌才のみなさんは、熱心に話を聞いてくださり、わきあいあいのうちに終了
しました。


そのあとの「関西風 お好み焼き」パーティーが盛り上がったのはいうまでも
ありません。
そして、黒松内の新しい移住者家族の突然の飛び入りがあったのですが、
歌才地域の人たちは、気持ちよく暖かく迎えてくれました。


歌才地域の人たちの「懐の大きさ・深さ」を感じた、2回目の元気塾でした。






[第1回「歌才 元気塾」その2]

2010年03月07日 | [ 歌才 元気塾 ]
「貯金は使えば減りますが、貯筋は使えば貯まりますよ。
 家でゴロゴロしてテレビばかり見ていてはからだが弱りますから、
 テレビを見ながらできる「膝や腰の体操」をしましょう。」と
 膝や腰を鍛える6つの体操に入りました。

「腹筋と大腿四頭筋を鍛える体操 10秒数えて下ろし5秒休む 回数は各自の体力に応じて」
「ほら、お父さんのこと言ってるしょ。だから、からだ動かさないと
 いつも言っているしょ!」
「おれはポックリいくから、いいんだ。」
「ポックリ行けばいいけど、私は知らないからね。しもの世話なんかしないから。」と
 過激な会話など飛び交いましたが、おしどり夫婦で有名なお二人さんのこと、
 地域のみなさんは、ニコニコしながら聞いていました。


「座布団など利用しての下肢内転筋を鍛える運動」

みなさんの肩・腰・膝などをマッサージして思いました。
脊柱や股関節・膝関節の変形の厳しさには驚かされました。
筋肉の萎縮があちこちと見うけられます。
変形を帯びた各関節は、酪農という厳しい労働に絶えてきた証なのです。


「今からでも遅くはないのですよ。少しでも長く歩行ができるため、
 テレビを見ながらでも、毎日体操をしましょうね。」と日々の生活に運動を入れることの
大切さを再度話ました。


「座布団を膝の内側にあてがい、内側にしめる運動 膝痛の改善運動のひとつ」」

始終、笑い声の耐えなかった「第1回 歌才 元気塾」は、楽しく終了しました。
次回は3月の14日(日)の1時から3時と決定し、塾長から宿題が出されました。


「次回、宿題を忘れたきた生徒さんは、歌才集会場の廊下にバケツを持って立ってもらいますから。」
の塾長の言葉に、大きな声を出して笑いあい、解散しました。


第2回「歌才 元気塾」終了後、塾長提案の「関西風お好み焼き」パーティーをする予定です。