北海道の小さな町・黒松内から発信した田中式健康体操(T・K・T)終生二足歩行を求め 全国で実践指導中        

北海道・大阪府・奈良県の18市町村・68教室の活動風景や本部主催の田中式健康体操の活動・行事などを綴ります

≪2015年 本部直接指導 NO10 北海道札幌「豊平まちづくりセンター教室」≫

2015年06月27日 | [本部直接指導]


私たちの命の営みは、
外部からエネルギーを取り入れ、
外部へ老廃物を排泄することの
繰り返しです。


エネルギーとは三大栄養素、
「脂質」「タンパク質」「糖質」で、
食物から摂取します。

老廃物とは「気体」「液体」「固体」の形で、
体外に排出します。



エネルギーとなるには酸素をとることが
不可欠です。


そして、からだ全体に栄養や酸素を運ぶには、
運動が不可欠なのです。



安静時と運動時の全身への血液配分は、
脳   13~15%
心臓   4~ 5%
肝臓・ 
消化器系20~25%
腎臓     20%
骨格筋 15~20%
生殖器・
その他 10~15%  ですが、




運動を行うと(中等度の運動を30分以上)
脳・心臓・肝臓・腎臓は2%~5%に少なくなり、
なんと、骨格筋に80%から85%に流れます。



次に呼吸ですが、
空気中には、
酸素      21%
二酸化炭素 0.03%
窒素      79%あり、
この数値の%が吸気時にからだに入ります。

では呼気時はどうなるかと言いますと、
酸素     16%
二酸化炭素   4%
窒素     79%に変化し、
体外に出ることになります。


なんと、吸気時より100倍の二酸化炭素が
呼気時に排出することになるのです。



「呼吸」と「運動」は密接な関係にあり、
そのことで「血液の循環」がスムースに
行われるのです。


心臓を出た血液は、
また心臓にもどるのに「1分もかからない」こと。
私たちの血管は、
「地球の2周半の長さがあること」をおもうと、





いかに現在人にとって、
「運動をする」ことの重要性が分かるはずです。


このようなお話をしながら今年の直接指導を
行ってきました。


札幌の「豊平まちづくりセンター」教室は、
生徒さんたちにとって利便性のある場所で、
もっと実践者が増えてほしい教室でもあります。


今回はもう一つの課題として、
「もうすこし筋肉に負荷」をかけてみようと
指導しました。



もちろん、
「目標心拍数(適正心拍数)」と相談しながらです。
同じ運動をいつも同じ負荷で行うことも大切ですが、


「回数を少し増やしてみる」
「うつ伏せ姿勢から仰向け姿勢を機敏にしてみる」
「保持する運動はもう少し頑張って保持してみる」
「動き動作を少し大きくしてみる」
「特に吐く息を意識的にしてみる」
「動かすべき筋肉をもっと意識してやってみる」など。



指導の途中に
「今日はハードだ」
「いつもより汗がでる」
「なんか、頑張りすぎ」などの声。



終了後も、
「今日はとても疲れた、きつかった」の声。


指導後は生徒さんたちとランチタイムでした。
お店を出るときに、
「また指導に来てくださいね」
「9月の黒松内での10周年記念会に行きますからね」と
声をかけてくださいました。




豊平の指導者も生徒さん達をほんとうに大切にしていると
感じながら札幌駅に向かいました。













≪2015年 本部直接指導 NO8・NO9 北海道「余市教室・倶知安教室」≫

2015年06月20日 | [本部直接指導]



余市町はNHK朝ドラ「マッサン」で
一躍有名になった町です。
いろんな果物が豊富に収穫できる町でもあります。
特に、さくらんぼの果樹園はいたるとこにあります。



余市の指導者宅にも「さくらんぼの木」があり、
昨年はたくさんお土産に頂きましたが、
今年は少し時期が早かったようです。


さて、直接指導は第4運動を中心に行いました。
特に骨盤の位置と脊柱の位置の関係を
大切にすることです。



ヒトの脊柱はS状に湾曲していること。
第5腰椎と仙骨には「岬角」があり、
正常だと30度の角度をもつこと。


骨盤は・第5腰椎と二つの腸骨・仙骨・尾骨・恥骨
から成り立ち、
腸骨と仙骨は仙腸関節でつながっていること。


腰椎は伸展・屈曲の可動性は大きく、
捻転は小さい。
特に捻転は「股関節」と大きく関わり、
「腰のねじれ」は「股関節のねじれ」でもあること。
など説明しながらの実践でした。



余市教室には、
ご本人やご家族の仕事上での転勤が多く、
やっと地元に戻り実践している方が複数います。
偶然にも転勤地にT・K・Tの教室が存在し、
実践を継続してきました。


北海道18市町村にT・K・Tの教室の広がりが
あったからです。
このようなケースは、
最近多く聞かれるようになりました。
とてもうれしい話です。



余市を4時過ぎに出て、
倶知安町にむかいました。



倶知安教室は二度ほど閉鎖になる寸前に、
新指導者が現れ教室が継続しています。


もちろん、実践者の中から新指導者になるのですが、
それだけ前指導者たちの指導の熱意があってのこそ
実現してきたと思っています。


そしてまた、実践者のみなさんたちが
「倶知安教室は閉鎖させない!」という意気込み
と熱意が継続の結果になったと思っています。



T・K・Tの普及の先頭を走るのは本部なのですが、
指導者たちの力なくしてできません。
しかし、今回の倶知安の教室継続は、
T・K・Tの実践を継続したいとう実践者たちの思いが
実ったのだと思います。



直接指導当日の新指導者は始終緊張気味でしたが、
生徒さん達がいろんなところでサポートしていました。
30分前に教室に来て照明と換気をする生徒さんたち。
終了後、さっさと後片付けをする生徒さんたち。
緊張をほぐすためか、先生に近づき会話する生徒さんたち。


「もう一度、教室をのぞきに来ます!」と
みなさんに声かけし、
安心して帰路につきました。

《2015年 本部直接指導 NO7 北海道「札幌エルプラザ教室」》

2015年06月15日 | [本部直接指導]



札幌「エルプラザ教室」も10年になります。
黒松内町から約160Km北にあり、
車では3時間ほど走ります。
JRでは最寄りの駅長万部(約20Km)から
札幌まで特急で約2時間半ですが、
早朝ですと特急はなく、約4時間の旅です。


札幌の直接指導も10年継続することがでました。
札幌には15教室ほどあり、
これからが期待されます。


さて、今回の直接指導では「札幌・小樽・余市」から
指導者3人も参加してくれました。
小樽の指導者は「前期高齢者」になりましたが、
その姿にエルプラザの生徒さんたちは、
驚くばかりでした。


「体操をより効果的」にするために。
「体操をパワーアップ」させるためにを
重点的に指導しました。



1年ぶりのエルプラザ教室でしたが、
指導者がしっかりと指導しているのが
よくわかりました。
生徒さんたちは緊張気味でしたが、
徐々に緊張もほぐれて、
笑いが飛び交う実践になりました。


広いホールでの実践でしたが、
参加者30名のパワーは、
その広さを感じさせないものでした。


終了後ホールを出ると、
テーブルを囲んでの生徒さん6人ぐらいで
昼食会をしていました。


「先生もごいっしょにいかがですか!」
「体操に来るのが楽しくて!」
「姿勢がきれいになったね、と友達から言われました」
「体力がついてきたのがうれしいです」
「背筋を気にするようになりました」



明るく賑やかな会話を後にして会場をでました。


黒松内町から遠く離れたところですが、
このような出会いがとても私の励みになるのです。



今週は「余市町」「倶知安町」「札幌市」と、
忙しい週になります。
素敵な出会いを楽しみに直接指導に出かけます。


●6月本部直接指導のご案内

□17日(水) 余市町 「勤労青少年センター」 14:00~16:00
□17日(水) 倶知安町「総合体育館]      19:00~20:30
□24日(水) 札幌市 「豊平まちづくりセンター」     10:00~11:30


※体験・見学は無料です
※飲料水・バスタオルを持参ください

第27回南後志ブロック高齢者交流会講演

2015年06月10日 | [ 講演・講習会のお知らせ ]
今日は、



主催:黒松内町教育委員会・蘭越教育委員会・寿都教育委員会・
   島牧村教育委員会
主管:南後志ブロック高齢者交流会実行委員会で講演をしました。


4年ぶりの依頼でしたが、
前回も参加された方々から「楽しみにしてます」と
声をかけられました。

今回は「嚥下体操」「骨盤底筋体操(失禁予防体操)」の指導を
中心に行い、日常的に実施することをお話しました。



黒松内町に移住して20数年、
T・K・Tを普及してきて10年ですが、
このような講演や講習会が少しずつですが増えてきました。



人口3千人少しの北海道では過疎の町から発信した
T・K・Tの理念や実践が北海道16町村・大阪・奈良と
広がってきました。



過疎の町だからこそできること、
人口減だからできること、
この現象をマイナス的にとらえるのではなく、
過疎の町・人口減をプラス思考でとらえ、
発想の転換をこれからも求めていきたいと思っています。

●6月本部直接指導のご案内

□12日(金) 札幌市 「エルプラザ」     10:00~11:30
□17日(水) 余市町 「勤労青少年センター」 14:00~16:00
□17日(水) 倶知安町「総合体育館]      19:00~20:30
□24日(水) 札幌市 「豊平まちづくりセンター」     10:00~11:30