北海道の小さな町・黒松内から発信した田中式健康体操(T・K・T)終生二足歩行を求め 全国で実践指導中        

北海道・大阪府・奈良県の18市町村・68教室の活動風景や本部主催の田中式健康体操の活動・行事などを綴ります

[本部直接指導その15 小樽市総合体育館教室]

2011年10月16日 | [本部直接指導]
二回目の小樽教室の直接指導でした。
我が家から約2時間30分の道のりでしたが、
倶知安町から小樽市朝里までの国道393(メープル街道)は、
黄葉がピークでとても楽しいドライブでもありました。


「第2運動 調整運動のバランス体操です 片足支持は両足支持の3倍の重力がかかります」

1時間30分の指導がいつものように延長してしまい、
きっと生徒さんたちはお疲れのことだったと思います。
つい指導に熱が入ると時間を忘れてしまう悪い癖です。


小樽の指導者は前回もお話しましたが、年齢が70歳を過ぎました。
その指導者の下には、彼女の年齢を上回る生徒さんたちがたくさん実践しています。
小樽に出向くたびにそんな生徒さんから元気を頂いて帰ります。


『継続の大変さと大切さ』を、北海道50教室の中でも一番に感じ、
実践されているようにも思えます。
膝痛がひどく、バスの乗り降りがとてもつらい不安な毎日を送っていたAさんは、
息子さんに誘われ昨年「10日間のオーストラリアの旅」に出かけたそうです。
「先生、びっくりするほど膝が何ともなく楽しい旅を送れました」とお話くださいました。
「体操の効果のおかげです」とも。
ひとつしかない自己の身体への真剣な取り組みの成果だと思います。


「成長段階で獲得した運動は 加齢と共に最後に獲得した運動から出来なくなります 跳躍運動などが顕著です」


私たち指導者にとってうれしい報告のそのものです。
「庭の草取り作業が楽になった」とか、「買い物が苦にならなくなった」とか、
「雪かきしても膝や腰が以前より痛まない」など、
日常生活の中に「身体の変化」が出てくることが、一番大切なことだと考えています。



さて、小樽教室話題に戻りましょう。
朝里教室にしても総合体育館の教室にしても目を引くのは、
生徒さんたちの「レオタード」姿が多いことです。
そしてそのレオタードがカラフルなこと、各人の個性が表現されていることです。
このことも北海道50教室の中で一番年齢を感じさせない、素敵な姿で実践されいるように思います。
「綺麗なのはレオタードだけですか?」と、小樽の生徒さんの声が聞こえてきそうですが。


「第5運動 腹式呼吸運動 画面右の生徒さんの股割り見事ですね 80歳近い年齢ですよ」


日本の医療費が30兆円になりました。
そのうちの65歳以上の医療費が19兆9千億円で、全体の55%になります。
団塊の世代を多く抱える日本の近い将来を考えるとき、
今60歳前後の人たちにぜひ「自己の身体管理」の基本として、
「日常生活の中に運動処方」を取り入れてほしいものです。


小樽教室の先輩たちが自己の健康管理のため、大切に時間を過ごしている姿を見て思ったしだいです。」




✿10月の直接指導の日程

 〇10月 5日(水) 岩内町老人福祉センター 19:30~21:00
 〇10月13日(木) 小樽市総合体育館    13:15~15:00
 〇10月27日(木) ルスツ公民館大ホール  10:30~12:00











[本部直接指導その14 岩内町老人福祉センター教室]

2011年10月07日 | [本部直接指導]
岩内町は人口約1万5千人の農業・漁業の町です。
シンガーソングライターの中島みゆきさんが幼年時代を過ごしたとか。
また、SMAPリーダーの中居正広はこの町の出身だそうです。


「第5運動 身体の中心軸を意志しながら股関節の回旋をする運動」


岩内町には指導者が二人います。
おふたりは姉妹で、切磋琢磨しながら指導に励んでいます。
職業を持ちながらの体操の指導者は大変ですが、
岩内町だけでなく、近隣の共和町や泊村にも田中式健康体操の広がりを
期待したい、おふたりでもあります。


実践者は40歳代から70歳代までの年齢幅のある教室ですが、
それを感じさせない教室でもあります。
特に70歳代の実践者のパワーは、教室を引っ張る原動力にもなっているようです。


「第5運動 前列右のお二人さんはもうすぐ後期高齢者 しっかりと股割りが出来ています」


ここでも感じられたことですが、継続の大切さです。
何十年と放置してきた身体は、数日・数ヶ月で変化するものではありません。


たとえば、細身の身体は筋肉がつきにくいのですが、
5年前に出会ったAさんは見違えるほど、身体が変化していました。
「身体がしっかりしてきた。丈夫になっていた。」というのでしょうか、
『細身の身体にきっちりと筋肉が出来ている』のです。


腰痛で悩んでいたBさんは運動量が増えていました。
そして、以前は腰痛の為に控えていたいくつかの運動が実践されていました。
また、極度な腰椎の前弯があったCさんは、大きく是正されていたのには驚きました。



「第3運動 下肢ハムストリングスと脊柱のストレッチ運動」


『継続は力なり』といいますが、
自己の身体を健康に導くための時間は、
意識してこなかった時間の倍の時間を要します。
『自己の身体を客観的に見つめる』努力や、
『自己の健康体づくりへの継続』への努力は、並み大抵でありません。



ひとりよりふたり、ふたりより4人と、ともに運動する仲間が集うことも継続にとって重要なのです。


『健康づくりの継続』は、
各自の健康づくりへの意志を高めることと、
それを支える仲間の集まりが継続への重要なポイントだと思っています。


「今日も気持ちよかったです」
「また来週会いましょう」と声掛け合いながら帰宅する実践者を見て、継続の大変さと大切さを強く思いました。



✿10月の直接指導の日程

 〇10月 5日(水) 岩内町老人福祉センター 19:30~21:00
 〇10月13日(木) 小樽市総合体育館    13:15~15:00
 〇10月27日(木) ルスツ公民館大ホール  10:30~12:00























[本部直接指導その13 札幌市エルプラザ教室]

2011年10月03日 | [本部直接指導]


「美しさは結果です 膝を伸ばそうとする意識が大切です そのためにどの筋肉を意識するかです」


今年で4回目の札幌入りでした。
札幌もあいにくの雨で肌寒い一日となりましたが、
その寒さも吹っ飛ぶぐらいの盛り上がった直接指導でした。


エルプラザは札幌駅からすぐにあるだけでなく、施設も充実してます。
その分、利用者が多いということで場所を確保するのが大変です。
今回の直接指導にはも20人近く集まり、場所が狭く感じられるほどでした。


この教室では週に2回実践者が多く、その効果が表れていることが指導していて実感しました。
体操の目的やそのための方法をよく理解して運動をしていました。
各関節を伸ばし曲げるため、どの筋肉を意識的に伸ばし曲げるかなどよく指導されていました。
『運動を意識化させることの繰り返しによって、その動きがいつか無意識的に動く』
この意識化が確実な身体の変化をもたらします。


田中式健康体操では『身体の中心軸の意識』を大切にしてます。
運動のはじめや動作中、そしてその終わりに関しても『身体の中心軸』を意識させます。
身体の均整と身体運動の合理性を求めるからです。



「第5運動 股関節を左右に均等に開き 脊柱を捻転させながら中心軸をつくる運動」


田中式健康体操を実践している生徒さんから、
「ゴルフのスコアが良くなった。飛距離が伸びた。」
「スキーやスノボーの回転が良くなった。」
「ウオーキングを長くしても疲れなくなった。」など、
スポーツに表れる効果ををよく耳にしますが、独自の目的を持った運動処方の結果だと思っています。


もちろん大切なことは『日常生活に表れる効果』です。
札幌でヴァイオリン・ヴィオラなどの音楽教室を開いている澤田先生と話することが出来ました。
体操初めて1年ぐらいで、週二回の実践者でもあります。
「楽器からいい音を出すにも身体が大切であること。ヴァイオリンもピアノも身体の中心を大切にしないといい音を出せない。」と
話されたのが印象的でした。
「この体操は私の指導にも大変参考になっています。」のお言葉はとてもうれしく思いました。
そしてまた、
「この体操の伴奏音は、良く考えてつくられていますね。」と、プロの方から褒めていただました。
体操作りと同じぐらいに伴奏音づくりに熱意と時間をかけた甲斐があったと澤田先生の言葉に感激しました。
澤田先生のブログにもときおり『体操への思い』を書いていただいています。



「第3運動 逆さ手足4点支持による背筋群・大殿筋強化運動 この中に74歳の生徒さんがいますよ」

最近、直接指導に出かけるたびに思うことがあります。
いろんな職種をもち、いろんな人生を歩んでいる方とたくさん出会えることの幸せ。
田中式健康体操を通して出えた素敵な縁の力を大切に、明日も前進です。




✿10月の直接指導の日程
 〇10月 5日(水) 岩内町老人福祉センター 19:30~21:00
 〇10月13日(木) 小樽市総合体育館    13:15~15:00
 〇10月27日(木) ルスツ公民館大ホール  10:30~12:00