北海道の小さな町・黒松内から発信した田中式健康体操(T・K・T)終生二足歩行を求め 全国で実践指導中        

北海道・大阪府・奈良県の18市町村・68教室の活動風景や本部主催の田中式健康体操の活動・行事などを綴ります

[上手に根気よくつきあうこと]

2010年02月23日 | [ 北海道・大阪・奈良60教室の風景 ]
教室で生徒さんを待っていると、いつも早く来るAさんが私に、
「先生、膝が痛くって・・・今日、休もうかなあと持って来たんだけど・・・。」
「どうして痛めたの?」


「第4運動 骨盤の均整体操 黒松内火曜日教室」

Aさん、ニコニコしながら、
「昨日、雪上綱引き大会に出場したんです。」
「ええ!Aさんが!あなたその膝、爆弾抱えているんだよ・・・。」


Aさん、もっとニコニコしながら、
「惜しかったんですよ、私たちが負けたチームが優勝したんですよ。」
「楽しんでやる分にはいいけど、真剣にやって膝が大変なことになったらどうするの。」


Aさん、まじめな顔して、
「先生、賞金3万円だったんです。8人だから一人3,750円ですけど・・・。」
「・・・・。」
「先生、BさんもCさんもチームの人だったんです。」
(BさんCさんも体操の生徒さん)


私は全員の生徒さんの前で、
「Aさん、3,750円で膝悪くしたらダメだよ。でも、あなたの年齢で前向きに行動
 しょうとする心意気はすばらしい、みなさんそう思いませんか。これからもその気持ち
 を持ち続けてください。」と励ました。


「来年も出場しようかな・・。」Aさんの若さはここにありました。Aさん70歳。


「第4運動 骨盤の均整体操 長万部火曜日教室」


私の教室には「変形性膝関節症(膝痛)」の生徒さんが結構の人数います。
やむなく、手術法という結果もありますが、術後にしても運動処方が不可欠と考えます。
気持ち的には、「膝と上手に根気よくつきあいましょう。」と言っています。


そして、運動処方として①太ももの筋力アップ ②抗重力筋を鍛えながら、正しい歩行
③膝関節可動域の拡大を大切に指導しています。


①②では、大腿四頭筋をはじめとし、大殿筋・中殿筋・股関節内転筋・ハムストリングス・
腓腹筋・腰の深筋の腸腰筋・背筋の脊柱起立筋を総合的にトレーニングします。③では膝
のみではなく、足首や股関節の可動域を維持するストレッチングを行います。


「第4運動 肩関節・肩甲帯(肩甲骨と鎖骨及び胸骨)の均整体操 黒松内教室」

補助栄養剤だけに頼るのではなく、「自ら動いて痛みを軽減させる思い」を持ってほしいのです。
食生活を見直すことは、当然な第一歩です。
そして、自分の膝がどのような状態なのかを自己チェックするとともに、いち早く専門医の指導を
受けることをお進めします。


「痛い膝と上手に根気よくつきあう」ことが、痛みの軽減になると思っています。



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