
[40数年ぶりに聞くご挨拶は講義風になっていました]
高校時代、現在国語を教わった下橋先生の「教職一筋!半世紀を祝う会」
でスピーチを依頼され、当時の思い出話をしてきました。
先生との再会は何十年ぶりだと思います。
現在の公立の教育現場では考えられない「教科書のない授業」でした。
武者小路実篤の小説「友情」と夏目漱石の小説「こころ」をとりあげ、
人間の生き方の「明と暗」を二つの小説から生きるという意味を探り考える。
そして、その小説の登場人物の生き方を対比させ、討論するという授業でした。

[会場では芦屋大学教授・比嘉悟さんご夫婦やお兄さんの夢街道国際交流こども館理事長・
比嘉昇さんとの久しぶりの再会もありました]
先生は当時の私たち学生に国語という授業の中で、
「人間の生と死」をどう捉えるのか、
「人間の命そのもの」をどう見つめるのかを迫っていたのだと、今は思えます。
50年間の教育現場で一貫して「人の命の重み」ついて国語教育で話されていたのでした。
10数校の高校や大学を歴任され、その教え子たちが120人も集まる会でした。
パワフルでありながら物事を丁寧に分かりやすく語られる人柄は、
40数年前とは変わりませんでした。

[会終了後、高校の同期生が6人ほど集まってくれました 体操の大阪での教室開設を祝ってくれました]
田中式健康体操の活動の思いの柱に、
「与えられた命を大切にしてほしい」という願いがあります。
健康は自己の身体を見つめることから始まるように思えるのです。
「からだにお気をつけて・・・」の言葉を、常に自分に問いかける言葉であって欲しいと願っています。
久しぶりに先生とお会いし、
「下橋先生の教えが私の心のどこかに、今も解けないで残っていたのだ!」と、
私たちの活動の意義を再確認でき、弾んだ気分で会場をあとにしました。
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