#この世界の片隅に
#テアトル梅田
何度目かの『この世界の片隅に』。
もうスクリーンでは見納めかもしれないので。
場所は、最初に作品と出会ったテアトル梅田。
今回はすずさんの表情をずっと観ていた。
絵を描くとき、凛としているすずさん。
径子さんに怒られて、困っているすずさん。
晴美さんを失い、右腕を失い、憮然としたすずさん。
色んな顔があるけれど、彼女は微笑んでいる表情が一番多い。
でも、その微笑みも戦中と戦後で少し変化している。
戦争が終わったあとの彼女の微笑みは、無邪気さが消え、何かから解放されたように見える。
色々あって、それらも含めて全部終わって、失った物だらけの現状。
そして、空虚でガランとし、だからこそ夢をもてるこれから。
そこで出合った、虱だらけの女の子の姿をした、希望。
無邪気だけではいられない。でも、戦争の終わりとともにやってきた夢と希望。
大人としての微笑み。
被爆者の少女を迎えたことは、北條家にとって、障害になることがおそらくあるだろう。
でも、すずさんの、大人としての微笑みがあれば、きっと大丈夫だと思う。
今も広島のどこかで、呉のどこかで、北條家はカープを応援しているはずだ。
#テアトル梅田
何度目かの『この世界の片隅に』。
もうスクリーンでは見納めかもしれないので。
場所は、最初に作品と出会ったテアトル梅田。
今回はすずさんの表情をずっと観ていた。
絵を描くとき、凛としているすずさん。
径子さんに怒られて、困っているすずさん。
晴美さんを失い、右腕を失い、憮然としたすずさん。
色んな顔があるけれど、彼女は微笑んでいる表情が一番多い。
でも、その微笑みも戦中と戦後で少し変化している。
戦争が終わったあとの彼女の微笑みは、無邪気さが消え、何かから解放されたように見える。
色々あって、それらも含めて全部終わって、失った物だらけの現状。
そして、空虚でガランとし、だからこそ夢をもてるこれから。
そこで出合った、虱だらけの女の子の姿をした、希望。
無邪気だけではいられない。でも、戦争の終わりとともにやってきた夢と希望。
大人としての微笑み。
被爆者の少女を迎えたことは、北條家にとって、障害になることがおそらくあるだろう。
でも、すずさんの、大人としての微笑みがあれば、きっと大丈夫だと思う。
今も広島のどこかで、呉のどこかで、北條家はカープを応援しているはずだ。