12月17日は、春日大社の末社若宮おんまつりです。
15日は、大宿所(おんまつりご奉仕する侍の泊るところ)祭がおこなわれました。
大宿所では、御湯立てという行事が行われ参拝客にはのっぺい汁が振る舞われます。寒い日暖かいのっぺい汁は体が温まり、美味しかったです。
おんまつりの御渡りの行列に着る装束や、持ち物などが、置かれています。
御供え物を吊るしている所には、鮭、鯛などのお魚に雉がつら下がっています、以前は兎なども御供えされたそうです。
御渡りは17日正午から奈良の町を色々な時代の衣装を着て行列します。
御旅所に行列が着くと午後2時半より御旅所祭がおこなわれます。
稚児流鏑馬に始 まり、神楽、東遊、田楽、細男(せいのう)、猿楽、舞楽、和楽が午後11時まで行われます。
これは、860年前(1136)当時洪水の飢饉に苦しんでいるのを、当時の関白藤原忠道が若宮を春日野の御旅所にお遷し数々の芸能を奉納し御祭したら、雨は止み豊作となったと言う事から、現在まで受けるがれています。
18日には後宴能や相撲が行われます
これは御祭にかかわった人へのねぎらいの行事だそうです。(春日若宮おんまつり保存会パンフレットより)