熟年夫婦のケチケチ旅日記

後期高齢者の仲間入り。これからも日々何か楽しいことや、感動することを見つけて、前進していきたいです。

和倉温泉紀行・最終章

2007-09-14 | リタイヤ夫婦のケチケチ旅日記
 加賀屋・ラウンジ飛天より見る夜の七尾湾(手前の赤い毛氈の上で、お琴の演奏が行われます)

雪月花レビユショーが終り、夢見ご心地のまま、2度目の入浴、
温泉に1度入ると、小野小町。2度入ると、楊貴妃。3度入るとクレオパトラになれる?とか。
2度目の入浴を済ませ、部屋で今終ったばかりのショーのビデオを電池がなくなるまで観ながら、ゆったりと過ごす至福の時、そのまま夢の世界に。
目覚めるともう帰らなければなりません、3度目の入浴を楽しみ朝食を取り、9時42分初のサンダーバードで帰宅。
昨日降り立った和倉温泉駅も涼しい秋風が吹き、せみ時雨も秋蝉の声に、たった1日の和倉温泉、加賀屋の滞在も、充実した1日は、長く感じます。

サンダーバードは、幸一杯心に詰め込んだ私を乗せて、京都に向って走り出しました。
琵琶湖が見えてくると、うつつの世界も間近、京都駅に降り立つと、昨日乗車した駅と何の代わりも無いのに、凄く久し振りの駅のように感じ、浦島太郎の心境?たった一日の和倉温泉滞在なのに、すごく長い間、和倉温泉で遊んでいたような、それでいて、奈良の駅に着くと、もう和倉温泉の1日は、遠い昔のよう。
たった一日、されど1日、この1日は、私に取っては、かけがえの無い幸せな1日でした。
こうして、和倉温泉に行けたのは、ただただ主人に感謝!感謝!です。

月組公演は8月31日無事千秋楽を迎え、9月1日からは、次のメンバーの皆さんのレビユショーが、毎晩繰り広げられています。
月組の公演は次何時になるのでしょうか?それまで、和倉温泉行きは、お預けです。

昨日干して行った洗濯物を取りこんで、貯まった洗濯をして、掃除をして、夕食の買出しに行って、お風呂を洗って、夕食の準備をして・・・・何の代わりも無い日常が、そこにありますが、それをこなす私の心はルンルン、こんな気持ち何時までつづくから・・・

有希さんの公演を観に行く和倉温泉の旅は、かくして終ってしまうのですが、余韻はかなり長くつづきます。
             おわり

和倉温泉紀行・夏の踊りエキゾチカ2部ショー

2007-09-11 | リタイヤ夫婦のケチケチ旅日記
和倉温泉紀行・夏の踊りエキゾチカ2部ショー
2部ショーは洋舞ショーに1部分お芝居が挿入されています。

オープニングは、ハワイアンショーで始まり、有希さんのバリハイと、華やかな幕開きです。ひとしきり、男役、娘役合い乱れてのダンス、それも徐々に静まると、男女のペアーが客席から登場、お客さんと握手をしながら、男女掛け合いの歌、それが済むと、いよいよお芝居のコーナーの始まりです。

お芝居は、一本刀土俵入り!1895年始めて映画が作られ、日本でも上映されます、其の頃の映画は無声映画、弁士が、映画の内容、台詞を語るのです。
其の弁士役が、有希さん、“立て板に水“の如く語る弁士の鮮やかなしゃべり、いつの間にか、有希さんは、主役駒方茂平に変身、お芝居にと移って行きます。
終盤に有希さんは弁士に変身、其の鮮やかな事!楽しいお喋りのうち暗転!

お芝居が終ると、全員による(有希さん以外)ダンスと歌、そのうち有希さんも登場して、男役さんだけのダンディなダンス、男女みだれてのより華やかにダンスに展開して行きます。

次は有希さんと相羽さんとのデュエットの愛のダンス、しっとりと艶やかに、又華やかに、魅せて下さいます。

ラインダンスはロケットボーイを先頭ロケットガールの軽やかな踊り、それが済むと有希さんが、ワンナイトオンリを朗々と歌い上げ、バックでは、男役2人娘役1人のアダージオダンスで終盤に。

フィナーレーは加賀屋のテーマソング、レジェンド・オブ・加賀屋の曲にあわせて、華やかな内、メンバー紹介、シャンシャンを持ってのフィナーレーも終り幕が下ります。

かくして盛り沢山の花吹雪のショーは、終ってしまいます。
心華やぐひと時も、済んでしまえばなんと短く、あっという間の1時間半!
余韻を胸に加賀屋での夜は暮れてゆきます。


和倉温泉紀行・エキゾチカ1部ショー

2007-09-08 | リタイヤ夫婦のケチケチ旅日記
1部ショーは、前半の日舞ショー、後半の洋舞ショーの2部形式になっています。
日舞ショーで幕開き、艶やかな着物姿の有希さんを中央に、娘役の相羽さん、他団員の皆さんの踊りの華やかな事.

それから二番手の男役新堂さんが、例の円形のせり上がりから登場!花笠(鳥取の大きな花笠)を振り回しての祭りに移行し、より華やかさが増してきます。

音楽が静まると、有希さん相羽さん二人のしっとりと魅せる連れ舞の道行き。愛がテーマの艶っぽい日舞です。

そして、日舞ショーのフィナーレーはテンポの速い日舞には不似合いとも思われるハードな音楽にあわせての総踊り、斬新な振り付け、扇子の扱い、新しい感動に浸っているうち、暗転。

客席からハワイアンドレスを着た娘役さん二人登場!洋舞ショーの始まりです。
夏の公演にふさわしく今回はハワイアンでのオープニングです。踊り歌、フラダンスの手振りの表す意味など、教えてくださり、客席舞台が一体となって、手振りを楽しみます。

其の後幕が開くとマラカスを持っての軽やかで、リズミカルなハワイのダンス途中から有希さんは、バリハイを朗々と歌われます。

次の景は、ミュージカルです、この時舞台は、後の仕切りが開き、背中合わせになっている祭り小屋のステージも使い(勿論でエプロンステージも)、広がりを増した舞台をふんだんに使ってのミュージカルが、繰り広げられます。
オープニンは、チャイナ服姿の数人の踊りで始まります、そこに日本人男性が、それが、有希さん、そこに中国マフィア?が乱入、チャイナ服の女性を連れ去ろうとします、彼女こそ有希さんの恋人!有希さんは彼女を助けようと乱闘に、でも捕らわれ、刺される寸前、彼女が間に分け入り、彼女は殺されてしまいます。
叶わなかった切ない恋の歌を、朗々と歌い上げる有希さん。たまりません!

それから次のラインダンス、舞台全体を所狭しと、踊ります。

次は、男役4人によるカッコ良くダンディーなダンスに歌、クライマックスは、全員による総踊りで終盤。

フィナーレーにメンバー紹介で、華やかな1部ショーは終り。

あっという間の45分間のレビユショーでした。
15分後には2部ショーが始まります。

貴船の川床料理

2007-09-06 | リタイヤ夫婦のケチケチ旅日記
9月5日高校時代の友人4人で、貴船の川床料理を楽しんで来ました。
貴船川の清らかな流れの上に床が作られ、こんもりと茂った木々の緑の中、蝉時雨も、都会で聞くそれとは違い、涼しげで、床の下を流れる水は、推量も多く、瀬の辺りの水しぶきは、マイナスイオン一杯!
そんな中での、久し振りの友人との再会に、話に花が咲き、ゆっくりと、出てくる、おまかせコースのお料理に舌津づみ、楽しいひと時でした。

京阪電車、出町柳より、京福電鉄、鞍馬行きで、貴船口下車、予約を、入れておけば、送迎をしてくれます。歩けば約30分の距離だそうです。
今回は、右源太と言う料亭でした。貴船神社から少し川上に行った所にあり、貴船神社では、おみくじを水占斎庭の神水につけると、字が浮き出てきます。他貴船神社奥宮・中宮(結社)天の磐船・御神木桂は、樹齢4百年とか、和泉式部の歌碑などが点在し、観光も楽しめます。

和倉温泉紀行・開演前の楽しみ

2007-09-05 | リタイヤ夫婦のケチケチ旅日記
大きな鞄の中には、着替えの洋服に下着、パジャマ、浴衣では寝られないので必需品なのです。他、化粧品、ビデオカメラ、デジタルカメラ、一番かさばるのが、着物一式に、ハンドバック、勿論、草履まで。
お風呂から帰って、ワンピースに着替え、お琴の演奏を聴きに飛天に、ゆっくりコーヒーを飲みながら、くつろぎタイム!
私は娘時代お琴のお稽古に通っていました、この歳になって、又お稽古を始めたのです。来年には発表会に出る予定が、飛天で演奏されている方の弾く手の表情がとても美しく、私もあんなに弾ける様にお稽古しなければと、見とれ聞き惚れました。

そろそろ、夕食の時間、お部屋に帰って、着物に着替え四季亭に。
今回持ってきた着物は、母の形見、紫色に橘の模様が、玉虫色に変化する、夏のお召し、好きな着物です。暑い夏、着物が好きだからと言っても普段着る機会なんてありませんので、いつも、加賀屋では、着物を楽しみます。
早めの夕食を済ませ、あえの風に、加賀屋で泊るとあえの風の浮き舞台は、ロビーから見せて頂けるのです。有希さんの日舞ショーは、素敵です。オリジナル曲?憧れの能登も好きです。
浮き舞台のショーを観て、加賀屋に帰ると、まだ、花吹雪開演までに少し時間がありました。私は花筏のソファーに座って、ゆったりとくつろいでいると、後から、「あなた!こんな所で、何しているの」って、見ると中居頭とおぼしき人が、私を仲居と、間違えた様なのです。
着物を着るとき、仲居さんと同じ色だわ、違うのにすれば良かった、と一瞬思ったのです。それが的中!仲居頭と思しき人は、間違いに気づき、お部屋は、分かりますか?と話しをそらし、わたしは、少し気分を害しました。其の前もお客さんに、部屋を訪ねられたのです、紫色の着物を持ってきたのが間違いの元!?

加賀屋は広い、一旦部屋を出ると帰る部屋が分からない、まして、お酒を呑んで、ほろ酔い気分でうろついていると迷子に、エレベーエーターだって何箇所もある、全て違う所に通じている。1階の通路の横には水路があり、ふらふらと其の水路に落ちる人も、深くないので、怪我をすることは、ありませんが、酔いは醒めるでしょうね。
何度も来ていると、色んなハプニングに出耒わします、一晩でロビーの絨毯が新しく引き換えられていたことも、2泊した時には、至る所に生けられている、大きな花の数々の入れ替えは、お客さんが発たれた頃から、昼過ぎまで、されています。大きな旅館は、一つの町のようすら感じらします。
月組公演エキゾチカ開演ももうすぐ、シアターに向いました。

和倉温泉紀行・加賀屋

2007-09-03 | リタイヤ夫婦のケチケチ旅日記
紫色の着物を着た多くの中居さんが、玄関先の広場に整列して、迎えて下さいます。ひと足玄関を入るとお香の香りが漂い、そこは有希さんのショーが観られる、夢の世界!
私は、大きな鞄を、重たげにバスから降りると、中居さんは、荷物を持ってフロントに行き、キーを貰ってお部屋に案内して下さいます。お部屋では生菓子にお抹茶を、出してくださいます。

加賀屋では、客室が五つに分かれています。浜離宮は、ビップクラス、天皇陛下さま、皇室の方々などが、お泊りになるとか、エレベエーターも専用のカードが無いと、浜離宮までは、行けないそうです。バリアフリーのお部屋、各室に露天風呂があるお部屋、ETS・・・それはお値段に跳ね返ってきます。ピンからきり!きりと言っても、私に取ってはかなりの大金。

今回行った時には、玄関にO家・O家結婚式場と書かれた案内の立て札は、豪華な花で飾れて、立派な結婚式であることを、かもし出していました。後で聞くところによると、披露宴に雪月花歌劇団がショーをしたとのこと。
又ロビーには大きなアレンジ花が、ひな壇に沢山飾っていました、そこにはエステサロン開口の文字が。エステサロンも出来たんだ、高いんだろうな~と。
玄関を入って左手にフロント、右手にお茶室滋考庵、真っすぐ行くと、七尾湾を一望できるラウンジ飛天が、飛天の手前に水が流れていて、それを欄干で隔てて、和室があり、後ろには吉兆が建てられ、赤い毛氈が引かれた上では、お琴の演奏をして、お客さんを迎えてくれています、お琴は、朝も演奏されています。お琴の演奏を聴くのも私に取って、楽しみの一つです。
後、ショーが繰り広げられるシアタークラブ花吹雪、無料でショーが観られる祭り小屋、外人さんの3人による、歌と演奏がある花筏、カラオケルーム数箇所、ゲームコーナーにダンスホール、和食の四季亭に、とと楽ETS・・・沢山の楽しみ所があります。

荷物を解いて、少し休んでお風呂にゆきました。一般に入れるお風呂は、2箇所露天風呂も2箇所あるのです。男性のお風呂は、2階建てとか、大きくてお風呂の中(脱衣場)にエレベエターがあり、裸で階下のお風呂にいけるそうです。女性には恥ずかしいかな?

和倉温泉紀行・あえの風

2007-09-01 | リタイヤ夫婦のケチケチ旅日記
和倉温泉駅からメインストリートを車で7分ほど真っすぐ行った突き当りが加賀屋です。メインストリートには、大小の旅館、ビジネスホテル、なまこ専門のお店、和倉唯一?のケーキ屋さん、コンビになどが、並んでいます。楽屋の差し入れは、何時もここのケーキにしています。でも今日は日曜日、定休日なのです、今回は加賀屋のラウンジ飛天のケーキを差し入れる事にしました。

加賀屋の送迎バスは、途中あえの風に立ち寄ります。
あえの風とは、東から吹く風の事、この風が吹くと、大漁をもたらすと言われることから、幸せの風と言われています。加賀屋の姉妹店、あえの風は、幸せの風から、名づけられたとの説明がバスの中でアナウンスされます。

この旅館でも、雪月花歌劇団(総勢13名)5名による日舞ショーが、連日行われています。あえの風では、夕食は茶寮で頂きます。この茶寮は、和室の個室が、円形の浮き舞台を中心に、四方に取巻いて作られています。どの部屋からでも浮き舞台でのショーが、観られるようになっているのです。
毎日夕食時、7時15分から其の浮き舞台で、日舞ショーが繰り広げられます。これは、あえの風に泊って、茶寮で夕食を取らないと、観る事は出来ないのです。団体では、観られないのです。食事を中断して、ロビーから観る事は出来ますが。

私も主人と一緒のときは、あえの風を利用します。加賀屋に無い魅力があります、朝食のバイキングは其の品数は多種にわたり、女性に人気の旅館です。ここに泊れば、加賀屋までの送迎バスがあり、加賀屋のシアタークラブ花吹雪のショーを観て夜遅くなっても安心して、あえの風に帰れます。

いよいよ加賀屋に到着です。加賀屋の駐車場の横には湯元広場があり、白鷺のブロンズ像が佇んでいます。
和倉温泉は、昔傷を負った白鷺が、お湯に浸かっている内に傷が癒えた所から、温泉として発達したそうです。加賀屋は、昨年開業100年を向かえ、昨年は色々なイベントが、行われていました、雪月花歌劇団も、100周年のお祝いムードの漂う公演内容で、楽しめました。