ずいぶん前のことになりますが、姉のお誕生日の時のこと、
いろいろな素敵アイテムを発見するのが上手な姉へのお誕生日プレゼントは、
これ!というものが見つけられないことが多々あり、
プレゼントは姉にリクエストを聞くことにしています。
何が欲しい?
と聞くと、
何にも欲しいものはないのだけど、
ぜひしゅりちゃんにお願いしたいことがあるの。
それをしてもらうのが一番嬉しいのだけど、お願いしていい?
と、姉。
えっ…
物じゃなくて、してほしいこと?
やだやだ、
なんかこわいこわい…。
ドキドキしながら、おそるおそる聞いてみると、
奥から新聞に包まれた何かを持って登場。
中にはたくさんの湯のみやお皿が。
これをね、直して欲しいの。
ああ、金繕いね。(*^^*)
それならお安い御用です。
ただ、時間はかかるという旨を話し、お持ち帰りしました。
以前もこちらのブログでご紹介させていただいたことがあるのですが、
以前単発で何度か金繕いのお教室に通ったことがあるので、
一応お直しはできるつもりでおります。
ただ、そのお教室に通っていたのは4年ぐらい前のこと。
それ以来、自分のうつわを破損させてしまうことがなかったので、
やり方をすっかり忘れてしまいました。
やり始めればさもないことなのですが、
性格上、重い腰をあげるまでにとっても時間がかかるタイプ…。
また作業工程で、乾燥などのために幾度となく一時放置しなければいけない期間が発生し、
一気にできないため、途中でやる気がそげてしまいがち。
(ただの言い訳なのですが)
私のような人間にはなかなか作業が進まないために時間がかかってしまうのです。
…ということで、作業依頼からかなりの期間寝かせて、
たっぷり熟成した脂ののりきった辺りのGWにようやく作業開始。(^^;;
久しぶりの作業なので、仕上がりがイマイチ納得いかないところもあるのですが、
なんせ時間をかけ過ぎてしまっているので、とりあえず納品をさせていただくことに☆
次にご依頼いただいた時にはもう少し素敵に直せるようにしたいなぁと思います。
そして、逆に私のお誕生日の時のこと。
私のお誕生日のプレゼントも姉が私にリクエストをたずねてくれます。
今までのキーケースがもうボロボロで、ところどころ破けているので、
新しいキーケースをリクエストしました。
キーケースね!OK!
こんな素敵なキーケースを☆
代官山のDiralさんで見つけてくれたアイテムとのこと。
本当は小銭やカード入れのようですが、デザインのおしゃれさだけでなく、機能的にとても優れたアイテム。
オプションでストラップをつけてくれているので、カバンの中で迷子にもなりにくく、
また中に仕切りがついているので、いくつかの鍵を整理していれることもできます。
チャックのデザインがアクセントになっていて、かわいいデザイン。
なんにでもこだわりを持って、納得できるアイテムを選んでくれる姉。
いくつかの候補を吟味し、比較検討の上に、こちらに決定してくれたそう。
ちいさな赤ちゃんの育児奮闘中にそんなに一生懸命探してくれたのかと思うと、
頭が下がります…。
とーっても嬉しいです☆
そして、最初のお写真のレシピ本は姉の旦那さんからのプレゼント。
レシピ本が好きで、和食好きの私が好きそうだからと。
このレシピ、作り方も味付けもシンプルでとってもいいです。
最近のごはんはこちらのメニューばっかりです。
そして、家族がちょっと残しそうになると
「これは天皇陛下が召し上がっていたのと同じものだよ☆」
と言うと、
「えっ、そうなの???」
と、食べてくれたりするという効果も(笑)。
そして、こちらも。
味付け海苔がだーいすきな私のために、わざわざ物産展で見つけてきてくれたそうです。
まさか1日で(それも数分で)全部食べてしまったなんて、言えません…。
プレゼントって本当にうれしいものですね☆
もうすぐ父の日。
父が喜んでくれそうなもの、考え中です♪
夏休みの宿題は、最初に計画だけはみっちり立てるものの、なかなか重い腰を上げずに後半になって苦しむタイプでした。
そのスタンスはいまだに変わらず、
やらなきゃなぁと思いつつもなかなか作業にとりかからないで、いよいよとなってやっと始める…というところがあります。
くらしのたのしみでお買い物をしてくださったお客様に、梱包物と一緒にカードを添えさせていただくのですが、
そのカードに季節のハンコを押すというのはどうかしら?ということになり、そのハンコ作りを姉から託されていました。
私は絵はあまり得意ではないのですが、図工というか工作というか、そういうのは結構好きで、
最近の年賀状も(この時代にアナログ過ぎるのですが…)消しゴム判で作ったりしています。
それを知っている姉が、私に季節のハンコをつくってみないか?と提案してくれたのでした。
それは楽しそうだし、
「全然いいよ~!」
と軽く返事をしたものの、なかなか作業にとりかからず…。
その提案があったのは7月末のこと。
「遅くとも9月頃には作ってね」
ということで、ぎりぎり9月に秋バージョンをいくつか完成させました。
その一つが最初のお写真の「彼岸花」。
そしてこちらは「栗」。
見えますでしょうか?
下手の横好きなので、説明しないとなんだかわからないかもしれません。(笑)
このほかにもいろいろなハンコがあります。
そして、季節を感じさせるものだったり、その時興味があるものだったり、
これからもハンコの種類を増やしてゆこうと思っています。
もしちょっとでも季節感だとかそういうものを楽しんでいただくことができればうれしいです。
私が季節感を感じるのは、お茶やお華のお稽古の時のことが多いように思います。
先日のお稽古でお床に飾ってあったお軸には
『楓葉経霜紅』
と書かれていました。
「楓葉(ふうよう)は霜を経て、紅なり」
と読むのだそうで、
楓の葉が厳しい霜の時期を経験して初めて美しく紅葉するように、私たちも楓の葉のように人生の様々な苦労を経験し、それを耐えしのぐことによって初めて人間として成長する
という意味なのだそうです。ふむふむ、なるほど。
…とりあえず、近々、楓のハンコを作ろうかなと思います。^^
さて、そんな感じで秋のハンコを作っているさなか、今度は違うところから別のご依頼をいただきました。
叔母のハンコ。
叔母はアメリカで暮らしているのですが、あちらではカードを書く機会が多いそうで、
その時にカードに押すちょっとしたハンコが欲しいとのこと。
漢字は彫ったことがないので自信はないものの、作ってみることに。
…。
なんか斜めっちゃってるし、線は揺れちゃってるけども…。┐('~`;)┌
芸術の秋とは言いづらいですが、創作の秋(?)を楽しんでいます。^^
重い腰も、いったん上げてしまえば一気にとりかかれるんですけどねぇ…。
一生モノ
2013-05-24 | 雑貨
「これね、一生モノなの」
それが私の口説き文句です。
ひとり暮らしの経験がない私は、結婚して新生活が始まるときに、
家具やら、キッチン用具やら、食器やら、初めて自分で選んでそろえるということが嬉しくてたまりませんでした。
家具など二人で一緒に選ぶことももちろんありましたが、キッチン用品に関しては私の管轄内。
…とはいえ、ちょっと高価なものだったりすると、(二人のお財布からの出費になる関係上)
一応、彼の了承を得た方がいいかな…ということで繰り出すのが
「一生モノなの」。
最初のお写真の雪平鍋もその口説き文句の賜物です。
ずっーと憧れてた、京都有次の銅の雪平鍋。
銅の鍋は熱伝導率が格段に高く、熱を均一に伝えてくれるそうで、煮物などがふっくらとまろやかに仕上がるといいます。
有次の銅の雪平鍋はあちこちの有名料理人の方のご愛用品ということで、絶対にこれが欲しい!!!と心に決めていました。
有次は京都御所御用鍛冶の伝統を受け継いでいらっしゃる老舗の包丁屋さんです。
姉のまねっこをして、包丁も有次の「平常一品」という家庭用の料理包丁を使っています。
包丁もこの雪平鍋も、ほぼ毎日必ず使用している、我が家の必須アイテム。
…そのため、使用頻度が高いからか、私の扱いがガサツなのか、
7年ぐらい使いつづけている私の雪平鍋はかなり年季が入りすぎて…。
中の錫が若干剥げてきてしまいました。
もし緑青が生えてしまうようになったら怖いし…
ということで、有次さんに連絡をし、錫のひきなおしをしていただくことにしました。
ついでに、包丁も砥いでいただくことに。
待つこと1か月…。
愛用品が1か月お留守になってしまうというのは結構不便ですが、彼らの帰りを首をながーくして待つことにしました。
すると…
ど~~~~ん!
まるで新品!!!
中だって、こんなに!
一生モノの強みは、なんといってもアフターサービスがしっかりしているところ。
「またなにかございましたら、いつでもおっしゃってくださいね」
有次のお姉さんの温かいお言葉にジンとしたのでした。
これは本当に一生モノ。
これからもずっと末永く愛用してゆきたいと思います。
…さて、
ある日のこと。
「あのさ、○○ちゃんは、『一生モノ』って言えば、僕がなんでも『買っていいよ』って言うと思っているでしょ?」
あ…
ばれてました???
…でも、ほんとに一生モノなんですもの…
姉がクリスマスの飾りをしたと聞き、
私もさらに遅ればせながら、あわててクリスマス雑貨を取り出してみました(笑)。
姉は「クリスマス雑貨」と記載の段ボールに収納しているとのことですが、
私は小さな小さな紙袋にしまっております。
和室の畳のお部屋に暮らしているので、他のものとの調和を考えると、
クリスマスグッズはちょっと似合わないのかもなぁ・・・
と思いつつ、
でもクリスマス気分は味わいたいので、
存在感のあり過ぎない、こじんまりとしたクリスマス雑貨をちょっとしたスペースに置くだけで、満足してしまっています(笑)。
今年の仲間入りはこの門松みたい(?)なサンタさん。
シラカバで出来ているのだそう。
まあるいお鼻が愛らしいキュートなサンタさんです。
こちらはいつだかのフィンランドカフェで連れてきたトナカイさん。
どちらも本当にひっそりとたたずんでいるので、
おうちに来てくれた方は(うちの家族でさえ)クリスマスの飾りつけがしてあったなんて、だあれも気づかないかもしれません・・・(笑)
子供のころはサンタさんが来てくれるのがうれしくて、大好きだったクリスマス。
大人になってからの私のクリスマスの楽しみは、ケーキを選ぶことにあります。
以前OLのころは職場の近くに有名店が多くあったので、
ロブションやヨロイズカ、ウェスティンのケーキなどを手に入れようと、1か月前の予約開始に合わせて奮闘しておりました。
今はそこまでのエネルギーはなくなりましたが、
幸いにもご近所においしいケーキ屋さんがいくつかあるので、
選ぶ楽しみは継続中です。
今年はどこのケーキにしようかな?
お散歩がてら、ご近所のケーキ屋さんをはしごして決めてみようかしら
素敵なクリスマスをお過ごしくださいませ☆